授業実践事例の相互利用に関する調査研究


目次へ 総目次へ

1.調査研究データ概要

1.1 事例登録時におけるユーザインターフェースの要件

      1.1.1 調査研究方法

        (1)調査研究対象者

          (a)所属機関別の調査研究対象者の割合

             所属機関別の調査研究対象者の割合を図1−1に示す。

            図1−1 所属機関別の調査研究対象者の割合

          (b)コンピュータの経験年数の分布

             調査研究対象者のコンピュータの経験年数の分布を図1−2に示す。

            図1−2 コンピュータの利用経験年数の分布

          (c)コンピュータの利用頻度

             調査研究対象者に対し,コンピュータの利用頻度の調査を実施した結果を図1−3に示す。

            図1−3 コンピュータの利用頻度

          (d)インターネットの利用頻度

             調査研究対象者に対し,インターネットの利用頻度の調査を実施した結果を図1−4に示す。

            図1−4 インターネットの利用頻度

      1.1.2 研究結果データ

        (1)本システム上での登録申請作業時間

           調査研究対象者に対し,本システム上での登録申請作業に要した時間について調査を実施した結果を図1−5に示す。

          図1−5 本システム上での登録申請作業に要した時間

        (2)登録機能全体の流れのわかりやすさ

           調査研究対象者に対し,登録機能全体の流れのわかりやすさについて調査を実施した結果を図1−6に示す。

          図1−6 登録機能全体の流れのわかりやすさ

1.2 事例検索時におけるユーザインターフェースの要件

      1.2.1 調査研究方法

        (1)調査研究対象者

          (a)所属機関別の調査研究対象者の割合

             所属機関別の調査研究対象者の割合を図1−7に示す。

            図1−7 所属機関別の調査研究対象者の割合

          (b)コンピュータの利用経験年数の分布

             調査研究対象者のコンピュータの利用経験年数の分布を図1−8に示す。

            図1−8 コンピュータの利用経験年数の分布

          (c)コンピュータの利用頻度

             調査研究対象者に対し,コンピュータの利用頻度の調査を実施した結果を図1−9に示す。

            図1−9 コンピュータの利用頻度の割合

          (d)インターネットの利用頻度

             調査研究対象者に対し,インターネットの利用頻度の調査を実施した結果を図1−10に示す。

            図1−10 インターネットの利用頻度の割合

      1.2.2 研究結果データ

        (1)メニュー検索機能,キーワード検索機能のわかりやすさ

           調査研究対象者に対し,メニュー検索機能のわかりやすさについて調査を実施した結果を図1−11に,キーワード検索機能のわかりやすさについて調査を実施した結果を図1−12に示す。

          図1−11 メニュー検索機能のわかりやすさ

          図1−12 キーワード検索機能のわかりやすさ

           コンピュータ利用経験3年未満(初級者)の調査研究対象者に対し,メニュー検索機能のわかりやすさについて調査を実施した結果を図1−13に,キーワード検索機能のわかりやすさについて調査を実施した結果を図1−14に示す。

          図1−13 メニュー検索機能のわかりやすさ(初級者)

          図1−14 キーワード検索機能のわかりやすさ(初級者)

           コンピュータ利用経験10年以上(上級者)の調査研究対象者に対し,メニュー検索機能のわかりやすさについて調査を実施した結果を図1−15に,キーワード検索機能のわかりやすさについて調査を実施した結果を図1−16に示す。

          図1−15 メニュー検索機能のわかりやすさ(上級者)

          図1−16 キーワード検索機能のわかりやすさ(上級者)

        (2)メニュー検索機能,キーワード検索機能の操作のしやすさ

           調査研究対象者に対し,メニュー検索機能の操作のしやすさについて調査を実施した結果を図1−17に,キーワード検索機能の操作のしやすさについて調査を実施した結果を図1−18に示す。

          図1−17 メニュー検索機能の操作のしやすさ

          図1−18 キーワード検索機能の操作のしやすさ

           コンピュータ利用経験3年未満(初級者)の調査研究対象者に対し,メニュー検索機能の操作のしやすさについて調査を実施した結果を図1−19に,キーワード検索機能の操作のしやすさについて調査を実施した結果を図1−20に示す。

          図−19 メニュー検索機能の操作のしやすさ(初級者)

          図−20 キーワード検索機能の操作のしやすさ(初級者)

           コンピュータ利用経験10年以上(上級者)の調査研究対象者に対し,メニュー検索機能の操作のしやすさについて調査を実施した結果を図1−21に,キーワード検索機能の操作のしやすさについて調査を実施した結果を図1−22に示す。

          図−21 メニュー検索機能の操作のしやすさ(上級者)

          図−22 キーワード検索機能の操作のしやすさ(上級者)

1.3 事例登録時における登録属性の要件

      1.3.1 調査研究方法

        (1)調査研究対象者

           本調査研究項目の調査研究対象者は,「1.1 事例登録時におけるユーザインターフェースの要件」における調査研究対象者と共通である。

      1.3.2 授業情報の登録属性の概要

         登録可能な授業情報のデータ項目について表1−1に示す。

        表1−1 登録可能な授業情報のデータ項目

        種別

        項目

        必須

        備考

        2次情報

        単元名・題材名

        全角40文字以内で文字入力

        校種

        選択(1つのみ)

        学年

        選択(1つのみ)

        実施時期

        選択(1つのみ)

        教科科目

        選択(1つのみ)

        学習課題

        全角40文字以内×3つまでで文字入力

        授業のねらい

        全角200文字以内で文字入力

        主な指導形態

        選択(複数可)または全角20文字以内で文字入力

        実践者学校名

        全角30文字以内で文字入力

        1次情報

        学習指導案

         

        • 実践授業の学習指導案を文書ファイル(PDF形式またはテキスト形式)として登録(5つまで)

        授業実践風景

         

        • 授業実践中の教室の様子を画像ファイル(JPEG形式)または動画ファイル(MPEG4形式またはAVI形式)として登録(5つまで)

        参考資料

         

        • 生徒の作品やその他の授業に関連する情報を以下のファイル形式で登録(5つまで)
           文書:PDF形式またはテキスト形式
           画像:JPEG形式
           動画:MPEG4形式またはAVI形式
           音声:WAVE形式

      1.3.3 研究結果データ

        (1)2次情報のデータ項目

          (a)不要なデータ項目

             調査研究対象者に対し,不要なデータ項目について調査を実施した結果を表1−2に示す。

            表1−2 不要なデータ項目

            データ項目

            人数

            校種

            1

            学年

            1

            実施時期

            2

            学習課題

            3

            授業のねらい

            1

            主な指導形態

            2

            実施学校名

            1

          (b)必須にすべきでないデータ項目

             調査研究対象者に対し,必須にすべきでないデータ項目について調査を実施した結果を表1−3に示す。

            表1−3 必須にすべきでないデータ項目

            データ項目

            人数

            単元名・題材名

            2

            校種

            4

            学年

            6

            実施時期

            4

            教科科目

            4

            学習課題

            4

            授業のねらい

            5

            主な指導形態

            3

            実施学校名

            4

          (c)必須項目として追加すべきデータ項目

             調査研究対象者に対し,必須項目として追加すべきデータ項目について調査を実施した結果を表1−4に示す。

            表1−4 必須項目として追加すべきデータ項目

            データ項目

            人数

            利用場所

            6

            コンピュータの利用形態

            9

            生徒数

            3

            必須周辺機器

            11

            関連するホームページ

            10

            実施者名

            2

        (2)1次情報のデータ仕様

          (a)1次情報の構成

             調査研究対象者に対し,学習指導案,授業実践風景,参考資料をそれぞれ5件ずつまでとした1次情報の構成について調査を実施した結果を表1−5に示す。

            表1−5 1次情報の構成について

            項目

            人数

            適切である

            26

            不適切である

            4

1.4 新学習指導要領に対応した分類方法

      1.4.1 調査研究方法

        (1)調査研究対象者

           本調査研究項目の調査研究対象者は,「1.1 事例登録時におけるユーザインターフェースの要件」における調査研究対象者と共通である。

      1.4.2 研究結果データ

        (1)総合的な学習の時間の授業実践情報の分類

           新学習指導要領においては,総合的な学習の時間が創設されるが,総合的な学習の時間は,複数科目と連携した授業実践となる。

           調査研究対象者に対し,総合的な学習の時間の授業実践情報の分類について調査を実施した結果を表1−6に示す。

          表1−6 総合的な学習の時間の授業実践情報の分類

          分類

          人数

          「教科科目」に「総合的な学習の時間」を指定する

          15

          「教科科目」に「総合的な学習の時間」の他にも関連した教科をすべて指定する

          5

          「教科科目」に「総合的な学習の時間」を指定し,「関連教科」というデータ項目を追加して関連した教科を指定する

          9

        (2)複数学年で行った授業実践情報の分類

           新学習指導要領においては,教科の特質に応じ目標や内容を複数学年まとめるなど,基準の大網化が行われる。

           調査研究対象者に対し,複数学年で行った授業実践情報の分類について,1,2年生で国語の授業を行った場合を例として調査を実施した結果を表1−7に示す。

          表1−7 複数学年で行った授業実践情報の分類

          分類

          人数

          「学年」に「低学年」を指定する

          8

          「学年」に「1年生」と「2年生」の両方を指定する

          17

          第1学年の児童に対して実践した授業の情報は「学年」を「1年生」と指定する

          1

1.5 登録の手順,方法

      1.5.1 調査研究方法

        (1)調査研究対象者

           本調査研究項目の調査研究対象者は,「1.1 事例登録時におけるユーザインターフェースの要件」における調査研究対象者と共通である。

      1.5.2 授業情報登録手順の概要

         授業情報の登録全体の作業手順について,表1−8に示す。

        表1−8 授業情報の登録全体の作業手順

        手順

        作業内容

        素材収集

        授業実践風景,生徒の作品,教材や教具などの撮影,学習指導案の作成など,授業情報として登録する情報の素材データを作成,および,採取する。

        素材加工

        素材収集の手順で作成・収集した素材データを,授業情報システムが指定するデータ仕様に加工し,Web接続して行う登録申請の手順で作業しやすくなるようにローカルマシン上で登録情報を整理する。

        権利処理

        生徒の著作物を登録する際の著作権の処理,登録する情報内に生徒が特定できる個人情報が含まれていないかを確認する作業など,著作権,および,プライバシー問題に関する作業を行う。

        登録申請

        授業情報システムにアクセスし,これまでの手順で準備した登録情報を,Webブラウザ上で入力し,登録申請を行う。

      1.5.3 研究結果データ

        (1)授業情報登録作業の各作業手順における手間の度合い

          (a)素材収集

             調査研究対象者に対し,素材収集における手間の度合いについて調査を実施した結果を図1−23に示す。

            図1−23 素材収集の手間の度合い

          (b)素材加工

             調査研究対象者に対し,素材収集における手間の度合いについて調査を実施した結果を図1−24に示す。

            図1−24 素材加工の手間の度合い

          (c)権利処理

             調査研究対象者に対し,権利処理における手間の度合いについて調査を実施した結果を図1−25に示す。

            図1−25 権利処理の手間の度合い

          (d)登録申請

             調査研究対象者に対し,登録申請における手間の度合いについて調査を実施した結果を図1−26に示す。

            図1−26 登録申請の手間の度合い

        (2)授業情報登録作業の手間の原因

           調査研究対象者に対し,登録申請における手間の原因について調査を実施した結果を表1−9に示す。

          表1−9 授業情報登録作業の手間の原因

          原因

          人数

          授業情報実践データの収集や学習指導案の作成などは,そもそもそれ自体手間がかかる。

          15

          デジタルカメラなどがないために,授業実践風景などの画像データを手軽に採取しパソコンに取り込みことができない。

          1

          授業情報システムが指定するデータ仕様にデータを加工するために必要なパソコン,ソフトウェアなどの環境が不足している。

          6

          授業情報システムが指定するデータ仕様にデータを加工するために必要な素材加工のノウハウが不足している。

          7

          著作権やプライバシーの問題の処理のためのガイドラインが整備されていない。

          3

          インターネット上で公開されるために,著作権やプライバシー問題の処理を慎重にする必要がある。

          4

          授業情報システムにアクセスするパソコンが遅い,または回線が遅い

          6

          授業情報システムが使いづらい

          4

1.6 事例登録の活性化のための要件

      1.6.1 調査研究方法

        (1)調査研究対象者

           本調査研究項目の調査研究対象者は,「1.1 事例登録時におけるユーザインターフェースの要件」における調査研究対象者と共通である。

      1.6.2 研究結果データ

        (1)事例登録活性化に必要なもの

           調査研究対象者に対し,事例登録の活性化に必要なものについて調査を実施した結果を表1−10に示す。

          表1−10 事例登録活性化に必要なもの

          回答

          人数

          事例を登録すると報酬が得られる制度をつくる

          9

          自分が登録した情報にコメントがつく

          15

          授業情報システムをより改善する

          5

        (2)授業情報の実用性

           調査研究対象者に対し,授業情報の実用性について調査を実施した結果を表1−11に示す。

          表1−11 授業情報の実用性について

          回答

          人数

          実用的だと思う

          10

          どちらかと言えば実用的だと思う

          17

          どちらとも言えない

          2

          どちらかと言えば実用的ではないと思う

          3

          実用的ではないと思う

          0

        (3)授業情報の改善点

           調査研究対象者に対し,授業情報をより実用的にするための改善点について調査を実施した結果を表1−12に示す。

          表1−12 授業情報の改善点について

          回答

          人数

          授業情報のデータ構成を改善する

          3

          登録情報の質を高くする

          8

          登録件数を増やす

          17



Eスクエア プロジェクト ホームページへ
トップへ