第2章:交流学習プロジェクトの実施体制 |
岡山県旭川流域では,平成10年度の平福小学校の子どもたちの「流域のネットワークを作りたい」という思いを実現しようと,旭川流域ネットワーク(Asahi River basin Net-Work)の方々が積極的に子どもたちの交流学習を支援するようになった。子どもたちの思いを学校や行政に伝えたりして,平成11年度の夏休みには,中流域や上流域において旭川流域の子どもたちの体験交流合宿も実現した。このような動きの中,学校現場でも上流域と下流域のオンラインでの交流学習も始まりつつあった。
この交流学習の輪を広げようと,今回のプロジェクトに参加し,以下のように中心校とビギナー校を決定していった。
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旭川上流域は,昨年度から,岡山市立平福小学校とオンライン上での交流学習をしている美甘村立美甘小学校,中流域は他地域に対してホームページ等で積極的に情報発信をしている久米南町立誕生寺小学校にお願いした。 両校とも,以前から他地域の学校との交流学習に取り組んだ経験があり,子どもたちがオンライン上での情報交換に慣れているという点で,プロジェクトの運営を推進してくれる中心校として適していると考えた。 また,美甘小学校のある美甘村は,子どもたちの河川浄化に関する社会参加の活動の一つである「運ぼう!建てよう!源流の碑」建立事業の平成12年度の建立地でもある。それだけに,旭川を軸にした交流学習を学校に根付かせたいという思いも強かった。 |
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基本的には,中心校と協力体制がとれる可能性のある学校,またこれから意欲的にネットワークを活用したいという計画がある学校を選定するようにした。初めての取り組みにはエネルギーが必要である。校内での協力体制がなければ,志半ばにして挫折する危険性もある。
そのような観点から,上流域は,今年度新しいコンピュータが導入され,情報教育に力を入れていきたいと考えている湯原町立湯原小学校に,中流域は,地域のメディア研究会で熱心に情報教育の研究に取り組んでいる教師の勤務する久米南町立神目小学校に,下流域は,今年度ネットワーク利用の研究指定を受けた岡山市立清輝小学校に決定した。
以上のように,昨年度よりも交流学習への参加校を拡大し,このプロジェクトを開始した。ネットワークを利用した交流学習の経験差はあるが,身近な環境の情報を交換する中で,同じ旭川流域に住む仲間としての意識も高まってくるであろう。それが,「旭川流域の子どものネットワークを作りたい!」という下流域の小学校の子どもたちの願いを実現する道へつながると確信している。