第3章:交流学習の実際 |
「旭川デジタルマップづくり」のベースとなる情報は,参加各校の子どもたちが,各自のテーマをもとに行った地域調べの情報とまとめの情報をWeb上の「情報カード」として蓄積したものである。ここでは,「情報カード」の内容を,コンテンツ班の掲示板のグループ名である
1)川の風景の部屋
2)水と生き物の部屋
3)歴史・文化の部屋
4)森と木の部屋
5)暮らしの部屋
の分類に沿って紹介する。
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平福小学校では,個々のテーマをもとに大きく13のグループに分かれて調査・研究を開始した。具体的には,石・植物調査隊,ゴミ調査隊,生き物調査隊,排気ガス調査隊,旭川のお魚調査隊(2グループ),瀬戸内海のお魚調査隊,サンショウウオ調査隊,家庭排水調査隊(2グループ),用水路調査隊(2グループ),炭調査隊の13グループである。 それぞれのグループは,上流や中流域の友だちに共同研究を依頼し,テーマに関して情報を交換しながら調査・研究に取り組んでいった。 各グループが,自ら収集した情報をどのように「情報カード」に整理したのかについて例をあげながら紹介する。 |
![]() ↑川で見つけたゴミ |
1)川の風景の部屋
本校は下流域の,それも児島湾がすぐそばに見える汽水域にある。川幅も広く,流れは穏やかである。潮の満ち引きがあり,魚の種類の豊富である。
子どもたちは,生き物や魚を調査していく中で,汽水域であるがゆえに生息する魚やフナムシやカニなど岩場の生き物等,中流や上流にない生き物を発見する。また,川の風景は,生き物たちがその場所で生きていくための重要な要件のひとつであることに気づき,それを「情報カード」にまとめている。さらに,上流域の美甘小学校の友だちと情報交換し,比較の上,石や植物に関する「情報カード」をまとめている子どももいる。
2)水と生き物の部屋
瀬戸内海の渋川海岸付近の調査は,学校行事でもある「海の学校」(1泊2日)で実施した。魚の種類だけでなく,その魚のすんでいる環境も重要なテーマである。子どもたちは,水質,見た目での海の水の様子やゴミの様子など,魚にかかわる情報を収集し「情報カード」にまとめている。特に,見た目には,きれいな水と思っても水質を調査してみると,きたないという結果が出たことから,子どもたちは見た目だけでは判断できないということを実感した。
また,下流域は水量も多く,水深も深く,川幅も広いために,魚については調査が難しい。そこで,子どもたちは釣りの好きな友だちや地域の人たちに聞き取り調査を行い,どのような魚がいるか情報を収集していった。「上流域の魚と何か違いがあるのか」という疑問ももっていたので,湯原小学校の子どもたちからの情報と比較し,下流域の魚との違いを「情報カード」にまとめた。
3)歴史・文化の部屋
2学期の子どもたちの学習テーマには設定されなかったが,1学期に「身近な水環境を探ろう!」というテーマで「調べ学習」をした際,歴史について調べてパネルにまとめている。今後,その内容を「情報カード」にまとめ直す予定である
4)森と木の部屋
身近な環境調べの中から,森や木に関するテーマが,子どもたちからは出なかった。
しかし,中流域の神目小学校の子どもたちから,学校の木について調査依頼の手紙が来たことをきっかけにして石・植物調査隊の子どもたちが,校内の木を調べ始めた。2学期の終わりの調査活動だったため,これから「情報カード」にまとめる段階である。
5)暮らしの部屋
この部屋の関係の「情報カード」は,家庭排水,排気ガスやゴミ調査隊のものである。
家庭排水調査隊は,上流域の美甘小学校と共同研究に取り組んだ。測定の内容や方法をTV会議で打ち合わせた後,調査開始。その結果を表計算ソフトでまとめてグラフ化した。
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上流域は,川もきれいであるが,用水路もきれいであるということがわかり「どうしてなのだろう」という新たな疑問がわいてきたようである。子どもたちは,「きっと上流域の人たちは水をできるだけ汚さない工夫をしているのだ」という予想を立て,本校と美甘小の両方でアンケート調査を実施することにした。この結果もいずれ「情報カード」に整理されることであろう。 排気ガス調査隊は,旭川流域に共同研究仲間が見つからなかったので,東京都と山形県の子どもたちと共同研究した結果を「情報カード」にまとめている。身近な地域の空気は,「きれいなのか」,「きたないのか」等の疑問を自分たちで考えた実験法やザルツマン試薬等を活用して調査した。明らかに身近な空気は汚れていると実感した子どもたちは,この実験を旭川流域の友だちとも今後共同研究できたらと考えている。 |
![]() ↑CODによる水質検査結果 |
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←窒素酸化物(NOx)による 大気の汚染調査 ゴミ調査隊は,近くの旭川のよし原をゴミの定点観測場所として調査開始。川に落ちているはずのない物(例えば,注射針,ビデオテープ等)を発見した。この驚きを是非みんなにも伝えたいと,「情報カード」にめずらしいゴミをまとめている。そして,「なぜこのようなものが川に投げ捨てられているのか」という疑問をかかげている。さらに,上流の川のゴミと比較し,相違点を「情報カード」にまとめている。 |
清輝小学校では,1年生は「あさひがわのひみつたんけんU」で旭川に行き,つり・虫取り・草の実集めなどを楽しむとともに,中流域の誕生寺小学校からの呼びかけで旭川の風景や市内路面電車の停留所・五角形陸橋などの映像を写し,5年生に発信を依頼した。また,5年生は自然体験学習「いきいきスクール」において課題別グループ(植物・水・虫・動物)で調べたことを「情報カード」に登録したり,学校周辺の旭川や西川等での自然を観察・調査する活動で得られた情報を登録したりした。
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1)川の風景の部屋 一年生は旭川を探検し,魚釣りや虫取りなどの活動を楽しんだり,市内電車に乗って旭川の周辺の風景を見たりした。その様子を教師や5年生が情報カードに登録していった。 1年生が調べ,5年生が登録したカード→ |
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← 1年生の「ひみつたんけん」学習の様子
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↓ 川幅を調べる![]() |
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2)水と生き物の部屋 自然体験学習「いきいきスクール」で見つけた昆虫や植物,あるいは学校周辺の川で見つけた昆虫や植物を登録した。また水質検査キットで川の水について調べた様子を登録したグループもあった。多くの子どもたちは学校周辺の川が汚れていることに驚きつつも,残されている自然も意外に多いことに気がついたようであった。 |
![]() ↑水のよごれとゴミに気づく |
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←公園で見つけた花の情報 |
3)歴史・文化の部屋,4)森と木の部屋,5)暮らしの部屋
相当する「情報カード」の登録はない。
誕生寺小学校では地域の学習や水に関する日頃の学習をまとめて発信した。「情報カード」への登録は,グループ単位で行ったが,「あさひバリバリネット」のコンテンツ班の部屋ごとに分けて紹介する。
1)川の風景の部屋
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旭川の支流,誕生寺川・片目川・紅梅川・山ノ城川などが誕生寺地区には流れている。 中流域といっても,旭川本流ではないので,川幅も狭く,水量も少ない。 下流の旭川の水深や状況を聞いて驚いた子どもたち,ゴミが落ちていることに気づいた子もいた。
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![]() ↑ TV会議の感想 |
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(b)自然公園 誕生寺のお寺の裏に神田池(じんだいけ)から流れてくる片目川があり,誕生寺の少し上流に自然公園が造られている。草木も生える共生型護岸工事の人工的な親水公園で,川柳で有名な久米南町らしく句碑がある。それらも自分たちのふるさとの特徴と考えた。
←川の様子を記録する |
2)水の生き物の部屋
(a)ブラックバス
誕生寺池には,たくさんのブラックバスがおり,釣りをしたことがある子どもたちもいる。その経験を生かしてブラックバスを「情報カード」にした。他にもカメやホタルについてまとめた子どももいる。実際に「情報カード」にはあげられていなくても,マルチメディア図鑑での「調べ学習」は楽しく,5年生・6年生とも集中していた。
(b)釣り
中流には釣りをしている人がいるが,ゴミを捨てている人がいて川や池が汚れることを発信した。小学生なりに自然を大切に思う気持ちが書かれた。
3)歴史・文化の部屋
(a)誕生寺
誕生寺地区には浄土宗の誕生寺があり,歴史・文化の大きなポイントとして子どもたちにも意識されている。
(b)ため池
誕生寺地区にあるたくさんのため池を載せ,魚・カメなどの生き物も調べた。ため池ができたおかげで高い土地でもイネ作りもできた。昔,南庄の福田久治さんがサイフォンの仕組みで,すえもと池に水をあげることを考えて,自分の財産を出して工事をした。今,農業が盛んなのは昔の人のおかげだ。
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(c)先人の知恵 「情報カード」への登録の時期が秋だったため,写真を撮るのも秋の風景が多かった。「近隣の家の軒先にある干し柿も,上流域にはあるが下流域には見られないものだろう」と子どもたちは話し合っていた。 (d)言い伝え(片目川) 誕生寺の裏には,片目川がある。昔,法然上人の父親が何ものかに襲われて殺されたとき,まだ子どもだった法然上人が,かたきの片方の目を弓で射抜いた。かたきは逃れながら近くの川で傷ついた目を洗ったとか。それ以後,川には片目の魚が泳ぐようになり,その川を「片目川」と呼ぶようになったとの伝説がある。現在,村の資料館には,片目の魚の標本が何匹か保存されている。 |
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4)森と木の部屋
(a)誕生寺のイチョウ
誕生寺には,法然上人が子どものころ,奈義町の菩提寺から杖にして持ち帰ったイチョウの棒を土に挿しておいたら,成長して大きくなったという大イチョウがある。
(b)学区の木
誕生寺地区では,秋になるとどこの家にもたいてい柿の実が色づく。ため池の周りにも木や,草花などのたくさんの自然がある。子どもたちは自然の多い自分のふるさとを大切にしたいと考えている。
5)暮らしの部屋
| (a)農家の方との交流
誕生寺地区には,農家が多く,北庄中央地区では化学肥料や農薬を使ってイネを作っていた時期があったが,10年ほど前から農薬をいっさい使わずにイネ作りをしている。4・5年生がおじいさん,おばあさんと一緒に稲を育てる様子などを「情報カード」にまとめた。 (b)誕生寺池 以前は大切な農業用水の確保のための誕生寺池だが,今では打ちっ放しゴルフ場ができ,ゴルフボールがたくさん浮いている。ブラックバス釣りもできる。 |
![]() ↑水田での体験(田植え)を登録 |
6)その他(デジタルマップでは「学校」にあたる)
(a)NHK教育テレビ出演
4年生がNHK教育テレビの番組「調べてまとめて伝えよう」で運動会の宣伝ビデオを作る場面に出演,そのときの様子を「情報カード」にまとめた。
(b)水の学習
4年生が水の学習で久米南町水道課の方に水道について色々なことを教えてもらったこと。久米南町では高い所に住んでいる人が多いので,昔から水がとても大切にされてきたこと等を「情報カード」にまとめた。棚田の田植えの時にペットボトルで水を運んだことも紹介。
神目小学校では,まずバリバリネットにある5つのテーマ(部屋)の中から,子どもたち自身で興味・関心に合うテーマを選び,次にそれぞれのテーマの中で調べたい内容ごとにグループ別に分かれて「調べ活動」を行った。
具体的には,「川原にある石」,「中流域の魚」,「身近にいる昆虫」,「町の文化である川柳」,「身近にある木」,「身近に見られる鳥」,「町の特産物であるブドウとイチゴ」,「身の回りにあるキノコ」などの計8つのグループを作り,調査を行った。
テーマによって,交流校や同町内の交流校にアンケートを行ったグループ,マルチメディア図鑑ソフトや本で詳しく調べたり,地域の方にインタビューをして調べたグループ,学校が休みの日に詳しく調べたりしたグループなど,それぞれが工夫した方法で「調べ活動」を行うことができた。実際に自分たちで活動をしてわかったこと(気づき)について,「情報カード」に登録することができた。
1)川の風景の部屋
(a)GTU自然グループ
上流域の美甘小学校の「石調べますグループ」から声をかけられて,どんな種類の石があるか,また美甘小の子どもたちと調べたことを比較してみたいという気持ちから活動内容を考えた。石にはどんな種類のものがあるかを本で調べてから,実際に川原へ行き,無作為に100個の石を拾い集め,分類してみるという「調べ活動」を行った。「情報カード」には,そのとき,分類した石について書き込みを行った。
2)水と生き物の部屋
(a)アクアフィッシュグループ
中流域の魚を調べるグループ。活動を進めるうちにメダカ絶滅の危機についてテレビ番組で知り,観察を行うことにした。同時にシロメダカやアブラハヤについても調べた。「情報カード」にはそれぞれの魚の写真を入れ,えさや特徴について書き込みをしたものが入っている。
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(b)インセクトグループ 学校周辺で見られる昆虫について調べた。採った昆虫の特徴について調べ,その生活場所や食べ物についても調べた。またそれを仲間分けし,どんな特徴が見られるかをまとめた。時期的にも難しい活動となったが,卵を産む時期と重なったため,そのことを中心に学習することができた。 3)歴史・文化の部屋 (a)川柳調べ 川柳はいつ,誰が作ったのか。また川柳公園を訪ねてみたり,川柳に関係のあるものが町内にどれくらいあるか調べたりした。「情報カード」には,川柳公園の様子をはじめ,町内のいろいろな所に川柳が刻まれていることへの気づきが書き込まれている。 |
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4)森と木の部屋 (a)木調(もくしら)グループ 校内にある木を中心に調べたグループ。このグループは他の5校にアンケートを送付し協力してもらったグループである。「情報カード」には,校内の木を分類したものや他校との比較により気づいたことなどをまとめ,書き込んでいる。 (b)元気いっぱい森森グループ 木に集まる鳥について調べようと,町内の他の2校にアンケートの協力をお願いした。情報カードには,木の周りで見つけた生き物について新しく発見したこと,紅葉した葉を集めその木について調べたことなどを「情報カード」に登録している。 |
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5)暮らしの部屋
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(a)特産物調べグループ 久米南町で作られるブドウやイチゴを中心に,それぞれどんな種類があるのかやどのくらい生産しているのかなどについて調べた。また農家の人や商品を取り扱っているお店の人,農協の方にインタビューをし,わかったことなどを「情報カード」に書き込んだ。 (b)スーパーきのこグループ 初めにシイタケについて「調べ活動」を行い,農協の方に話を聞いてわかったことを書き込んだ。また通学路の途中で見られるきのこに興味を持ち,調べることにした。きのこは図鑑で調べ,きのこの名前やその特徴について調べた。またそれぞれを,毒性のあるものとそうでないもの,また色や形などで分類し,それらを「情報カード」にまとめている。 |
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1)川の風景の部屋
(a)ラッキー川調べーる隊(4年生)
「美甘を流れる川の水量・水温・深さ・流れの速さを定点観測し,季節による川の違いを考える」を学習課題として,自分たちの調査結果を発信している。(カード530「大水」,カード488「川の流れ」,カード234「川の流れと草の様子」など)
(b)石調べますグループ(4年生)
「新庄川の石を調べ,中流・下流との違いを調べる」を学習課題として,自分たちが調べた川の石の情報を発信している。(カード40「石調べ」,カード36「おおきい石」など)また,水辺の植物の「情報カード」についても平福小学校とのTV会議で誘われて情報発信している。
(c)今と昔の川グループ(5年生)
「今と昔の川のちがいを調べる。」を学習課題として,今と昔の川のについてアンケートをとり,その結果を発信している。(カード227「今と昔の川」など)
(d)水辺の植物と石グループ(5年生)
「水辺の植物と石の様子について調べる。」を学習課題として,石や植物について調べたことを発信している。(カード228「上流の石」など)
(e)川調べグループ(5年生)
「水温・気温・水深・水質・透明度を計ろう。」を学習課題として,水温・気温・水深の調査結果を登録した。(カード232「水温と気温」など)
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2)水と生き物の部屋 (a)水中生物調査隊 (4年生) 「美甘村を流れる川の水生生物をつかまえ,その種類や生態を調べる。」を学習課題として, 自分たちが調べたり,つかまえたりした水中生物の情報を登録している。(カード487「アマゴ」,カード237「わなをあげているところ」,カード39「川の中の虫」など) (b)魚・水中生物グループ(5年生) このグループは,「現在,美甘の川にいる生物の実態をつかもう。」を学習課題として,水中でみた魚や捕まえた水中生物の情報を登録している。 (カード231「水中生物」など) |
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3)歴史・文化の部屋
この部屋の「情報カード」は,コンテンツ班が美甘村の特徴ある施設・設備を調べて情報を登録している。(カード318「たてあなしきじゅうきょ」,カード324「風力発電」など)
4)森と木の部屋
この部屋については,調査グループに参加しなかったので「情報カード」ができていない。
5)暮らしの部屋
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(a)家庭はい水探検隊(4年生) このグループは,「美甘村の家庭はい水の実態を継続調査し,汚れた水を少しでも流さないくふうを考える。」を学習課題として,学校そばの用水路の水を定点観測しているので,その結果を登録している。 (カード500「CODをはかった結果」,カード235「雨の日の用水路」,カード42「家庭」など) (b)ゴミ調べ隊(5年生) このグループは,「川とその周辺のゴミの量と種類について調べる。」を学習課題として,ゴミの種類と数について登録している。(カード217「ゴミについて」など) |
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湯原小学校は,上流域についての調査研究をコンテンツ班の各部屋に合わせて行った。ただ,湯原町は観光地でもあるため,地域の特性を生かした活動も取り入れ,「その他」の項目として取り上げた。
1)川の風景の部屋
見た目もかなりきれいだし,上流域なのでそれほど汚れていないと思っていた旭川。しかし,川で泳ごうと思い,1学期に保健所に各種の調査してもらった。その結果は,泳ぎを許せるぎりぎりの値という水質指標もあり,驚いたしだいである。
直接,自分たちの手で調べたいと思うようになった。家庭科で洗剤のことを学習することになって,湯原町の川にどれだけ洗剤が流れ出ているか興味を持った。ゴミも遠くから見ればそれほどないようだが,けっこう多くあった。意識して調べていくと旭川について,いろいろなことがわかってきた。それでもまだまだ景色はきれいである。この景色を多くの人に伝えたいと思い「情報カード」に登録していった。
2)水と生き物の部屋
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湯原町は,温泉の出る観光地である。ダムもある。上流域にしては,かつてとは違う魚も生息している。テラピアは養殖魚であり,ブラックバスは魚釣り用に見知らぬ人が放流したのだろう。 しかし,オオサンショウウオやモリアオガエル,カジカガエルのような珍しい生き物も生息している。オオサンショウウオは,天然記念物なのに飼っている地元のホテルもあり,飼うことになったいきさつなどをインタビューしている。 そのような特色のある生き物や上流域らしい馴染み深い魚などを「情報カード」としてまとめている。 |
![]() ↑ ハンザキ大明神の山車 |
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← 飼われているハンザキ <事例>オオサンショウウオは,上流の川にはまだまだたくさん棲息している。湯原町ではハンザキと呼ばれて愛着を持たれている。夏にはハンザキ大明神をまつる祭があり,旅館の中には飼っているところもある。オオサンショウウオを調べた係は,「なぜ天然記念物を飼うことができるのか」,「どうやって飼うのか」など疑問を持ちインタビューに行った。また,実際に写真を撮り掲載している。 |
3)歴史・文化の部屋
湯原町の歴史は古く,天狗伝説や竜伝説など子どもたちの興味をそそる民話も残っている。また湯治場としても古く,昔から多くの人が訪れたことも伺える。そのような見かたから,もう一度,地域の歴史を見直したいという子どももおり,「情報カード」にまとめた。じっくり見渡すと小さいながら多くの歴史を発見できる。上流域として,地域独特の文化も残っており,そのような気づきを「情報カード」に載せることができればよいと考えたが,いま少し調査不足のようである。
4)森と木の部屋
湯原町社(やしろ)という所に千年を超えるという大杉がそびえ立っているが,子どもたちの自慢でもある。上流域では一時期,国の政策でスギやヒノキを植えることが奨励されたので森のほとんどがそれら針葉樹である。しかし広葉樹が川の水や森にすむ生き物のために大切であることを,学習を通して学んできた。そのような学びを「情報カード」に登録できればよいと考えている。
5)暮らしの部屋
家庭科の学習と関連して,暮らしの中で川を汚す大きな原因のひとつとしての界面活性剤に着目し,学校近辺の大小様々な川を調査した。本流となる旭川は,それほど界面活性剤の値が高くはなかったが,場所の違いでどぶ川以上に値の高い所もあった。このような事実を前にして上流域から川に色々な物を流さないようにすることが大切なことに気づいた。調査したことやその結果を情報カードにしている。
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<事例>旭川についての調査は,家庭科の学習で洗剤のことを学習したことから,水に含まれる界面活性剤について調べた。学校周辺が中心になったが,場所によって数値の差があった。 普段は何気なく見ていて,きれいだと思っていた川も曜日や時間によっては濁ったり,場所によっては泡が浮かんだりしていることに気づいた。 |
![]() ↑見た目にはとてもきれいな川の風景である。 |
6)その他
(a)観光メニュー
湯原町には大きく分けて4種類の温泉がわきそれぞれ別の泉質である。それらをまとめて湯原温泉と言っている。子どもたちは湯原温泉を地域の自慢のひとつとして紹介したいと考えた。交流開始当初は,考えていなかったことだが後半になって持ち上がってきた。デジタルカメラを休みの日に持ち帰って旅館や施設を撮影し「情報カード」を作成していった。
(b)学校紹介
湯原小学校がどんな学校か子どもや先生にインタビューしたことをまとめている。