家庭向け情報教育ハンドブック制作 


 

1. 目的(ねらい)

 家庭教育を展開する保護者は一般に情報不足の状態にあり、児童生徒については、特にマナーやモラル面での学習機会の不足が心配される。そこで、ワーキンググループを組織して情報の取り扱いに関する家庭教育用のハンドブックを検討・作成し情報提供を行うことで、家庭においても情報および情報手段の正しい取り扱い方に関して教育を展開する際の支援を行う。

2.作成方法

(1)家庭向け情報教育ハンドブック作り

 作成にあたっては、学識経験者、ネットワーク活用校、ネットワーク技術者、ネットワークを活用して地域との交流を進めているボランティアなど多岐にわたる人材の協力を得て進めることとした。

 このため、Eスクエア・プロジェクト推進協力者会議の承認のもとに「家庭向け情報教育ハンドブック」編集委員会を設置した。

(2)本編集委員会の構成について

 委員会の構成員は次のとおりである。

委員長
赤堀 侃司 東京工業大学 教授
委 員
太田   剛 埼玉大学地域共同研究センター
委 員
影戸   誠 名古屋市立西陵商業高等学校 教諭
委 員
岸尾 祐二 聖心女子学院初等科 教諭
委 員
木 洋子 テレクラス・インターナショナル・ジャパン

 また、委員の紹介によりインターネット利用を家庭で実践している以下の方々に利用実践の実例を執筆頂くこととした。

   執筆協力者
   赤木 恭子
   安藤 真美
   小林 道夫
   近藤多寿子
   高谷 洋子
   所 華次子
   冨永 暁子
   藤井 晴美
   藤田 京子
   本田 貴久
   水戸喜世子
  
   イラスト
     本田貴久

(3)編集委員会の開催経過と主な検討内容

  「家庭向け情報教育ハンドブック」編集委員会の開催経過及び主な議事内容の項目は下記の通りである。

(第1回) 平成11年 9月15日(水) 

(第2回) 平成11年12月17日(火)〜19日(日)

(第3回) 平成12年 2月11日(祝)

(4)編集方針について

 なお、原稿やイラストなどの収集は極力メールを活用し、スピーディーな作業を進めることとした。

(5)原稿の作成方法について

  • 原稿
:委員および事務局がそれぞれ分担して執筆した。
:家庭での実践事例については執筆協力者に依頼した。 
  • 全体の内容について
:委員会でレビューを行った。

3.構成内容(目次)

冊子の目次については下記のとおりとした。



はじめに

第1章 インターネットってなに

第2章 マイパソコンを持とう

第3章 自宅からつなごう

第4章 さあ使ってみよう

第5章 家族とのコミュニケーション

第6章 交流の輪:我が家は情報発信基地

第7章 学校では今

第8章 マナーやモラル

付録


4.評価

  1. できるだけ絵や写真などを取り入れて、極力見やすく、親しみやすくなるように心掛けた。
    そして、これからインターネットを活用したい人たちに興味を持って頂ける内容にする ために、
    家庭での活用可能な範囲の提示、家族での取り組みや使うときの心構えなど、実例を多く盛り込んだ。 

  2. ハンドブック作成にあたっては、事務局として編集委員会の取りまとめ、原稿依頼作成の取りまとめ、
    原稿の編集・校正を行い、期間内に仕上げることができた。 


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