1.目的
同一河川の上流・中流・下流に位置する学校同士が、各種メディアを活用して河川の流域独自の生き物や植物、自然と生活、歴史と文化、産業経済の実態、流域間の特徴などを協働で調査し、インターネットを介して他流域の学校間および児童生徒との交流を行いながら、こうした地域にいる児童生徒が、自分の地域の特色を認識・学習するとともに、地域比較による深い地域理解のための学習を行う。
また、これから他の学校等が同種の企画(河川・街道・鉄道等の沿線・流域等の調査企画)を計画・実施するうえで参考となるよう、沿線・流域等の調査企画実施マニュアルを作成する。
2.この企画に対する評価項目
- (1) 調査結果を授業に活用し易いデータに加工し、共有化が図れたか。
- (2) 調査結果を利用した授業実践事例ができたか。
- (3) これから他の学校等が同種の企画を計画・実施するうえで参考となる実施マニュアルが作成できたか。
3.実施の内容
- (1) 参加校の募集
- 徳島県と高知県にまたがる「吉野川」の流域に位置する学校で、吉野川流域の独自の生き物や植物、自然と生活、歴史と文化、産業経済の実態、流域間の特徴などに興味・関心があり、調査を実施できる学校を募集する。
- (2) 研究グループの設置と活動
- ・調査テーマ、調査方法(調査の時期、調査方法、調査結果の共有化等)を検討し、本企画を円滑に推進することを目的に研究グループを設置する。
- ・本企画の評価を行い報告書並びに実施マニュアルを作成する。
- ・調査結果のとりまとめ・共有化方法の検討、提示画面の作成。
- (3) 事務局の活動(参加校への機材等の配布)
- ・研究グループを設置及び運営を行う。
- ・観測機材を検討・準備し、必要に応じ参加校に貸与する。
- ・本企画の報告書並びに実施マニュアルを作成する。
- (4) 参加校の活動
- ・調査テーマに従い調査活動を行い、調査結果を共有化する。
- ・調査結果を活用した授業の実践。
- ・実践事例(報告書)の作成。
- (5) 成果のまとめ
- ・他の学校が同型企画を実施する際のガイドとなるマニュアルの作成。
- ・企画の実施報告書の作成。
- (6) 実施スケジュール
4.実施体制
役割分担
- 研究グループ
- 企画の推進、調査結果のまとめ方法・提示方法の検討・作成、報告書の作成。
- 参加代表校
- 研究グループへの参加、実践事例の収集、調査結果のまとめ・提示。
- 参 加 校
- 調査活動の推進、調査結果を活用した授業を実践、実践事例の作成(執筆)。
- 企 業
- 研究グループへの参加。
- 事 務 局
- 研究グループの設置・運営、参加校への支援(観測機材等の提供)、報告書の作成。
1999.09.03 Update
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