家庭向け情報教育ハンドブックの作成 参加校の募集は
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1.目的

 学校におけるインターネット利用の定着にはさらに数年間の時間経過を要することが想定される。一方、家庭においてインターネット利用が着実に進み、児童生徒は家庭でインターネットを利用する機会が増加すると考えられる。
 しかしながら、家庭教育を展開する保護者は一般的にネットワーク上での情報の取り扱いやマナーやモラルについての知見は十分でないと考えられる。そこで、家庭での情報および情報手段の正しい取り扱い方やマナーやモラルに関する教育を行う際の手引きを作成し、提供する。

2.この企画に対する評価項目

(1) ネットワーク上の情報の取り扱いやマナーやモラルを網羅しているか。 
(2) 加害者、被害者にならないための方法に言及しているか。
(3) 有害情報、セキュリティについて、言及しているか。
(4) ハンドブックは、冊子の形態で配布もしくは頒布するほか、PDF形式等でWeb上でも公開し、広範な利用が図られるよう配慮する。

3.実施の内容

編集委員会による討議を通して、まとめる。

・情報と情報通信手段の取り扱いに関して、具体的な操作方法を解説するのではなく、躾や善導など家庭教育を展開する上で必要となる観点や資料情報提供に重 点をおく。

・インターネットの利用のみならず、電話(携帯電話、ポケベル)やFAX,郵便、またTV、雑誌などマスメディアを経由する情報についても扱う。(これらもまた 家庭教育支援のための情報提供が不足しており、迷惑電話や詐欺被害、プライバシー被害などの社会的問題の主因になっているものと思われる)

・情報操作、情報通信手段の悪用の現実があることを示し、被害者および加害者にならないために躾や知識の啓蒙が必要であることを理解し実践できる内容も含 める。

・学校教育における道徳教育・情報教育のカリキュラム上の進行と対応づけた発達段階別の家庭教育用カリキュラムの提案も盛り込む。

4.実施体制

  編集委員会を組織する。

5. 実施スケジュール

 平成12年2月末 完成目標
スケジュール

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