指導計画(20/20) | 留 意 点 |
@本校代表生徒の書道のお手本を用意する。
☆デジタルカメラ |
・代表の生徒数名があたり,デジタルカメラの画像ファイルとして,相手校に提示する。
また習熟段階に応じて練習できるように,ひらがな2文字のステップ1から漢字2文字のステップ5までの段階を設定しておく。 |
A作品に書かれてある文字の意味は,イラストカードで補足する。 | ・例えば「きく」というお手本については,「Chrysantheum」と「Hear」の2つの意味を |
☆ハイパーキューブ | 持っているので,2枚のイラストにそれぞれ英語のスペルと,ひらがなの「きく」をのせて提示する。 |
Bひらがなの書き順や書き方の要領は,ムービーファイルで学習してもらう。
☆クイックタイムムービー |
・「きく」の場合には,「き」「く」それぞれ書き方の要領を英語で解説しながら,実際に筆の動きを確認できるようにする。 |
C要領と意味を相手校の生徒に理解してもらった上で作品を完成してもらい,作品を本校生徒に送る
★インターネットの利用 |
・作品が送られてくる間に,それぞれのステップのお手本データづくりに取りかかる。 |
D本校生徒は,この作品に励ましのことばとアドバイスを与え,赤で添削したものを再度相手校に送り返す。
★インターネットの利用 |
・アドバイスは適切な言葉を選んで,次の作品づくりの意欲がわくような内容に配慮させる。 |
図1 本校生徒のお手本例 |
図2 イラストカードの例 |
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図3 ムービーファイルの例 |
図4 海外生徒の作品例 |
図5 本校生徒の添削例 |
3 利用場面
(1) 目標
学 習 活 動 | 活 動 へ の 働 き か け |
1相手校から送られてきた書道作品を紹介する。
2作品の寸評を考える。 |
・あらかじめ,相手校の生徒作品をプリントアウトして各班に配布しておく。
・電子メールの内容や,添付された顔写真なども生徒用のコンピュータで確認させる。 ・「全体のバランス」「止め」「はね」という評価基準をもとに,作品の寸評を意識しながら鑑賞させる。 ・作者の優れた点にも必ずふれ,意欲がわくような寸評を書くように心がけさせる。 ・寸評を英語に翻訳する作業は各班の翻訳係が行う。その際,あらかじめある程度の例文を教師側で用意しておく。 |
3作品の添削をする。
4添削した作品をデジタルカメラでデータ化する。 5添削した画像を添付ファイルとして電子メールを送信する。 6授業の感想を発表する。 |
・各班の添削係が作業を行う。よくできている部分には丸印などでほめるように心がける。
・各班のデータ係が作業を行う。必要に応じて顔写真なども用意させる。 ・班員全員が立ち合えるようにさせる。 ・新しい発見や感動したことについて,それぞれの思いを引き出したい。 |
4 実践を終えて
ワンポイント・アドバイス
海外の交流校とのプロジェクトを円滑に進めるためには,コーディネータとしての教員同士の連絡や日程調整が大きなポイントになるように思う。目的や方法を生徒ちにも十分理解させる必要もある。コンピュータやソフトの使い方にウエイトを置というよりも,発信する情報の内容やコラボレーションの質にこだわった支援のあ方にウエイトを置く方が,よい結果をもたらすようである。 |
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