授業では,2人で1台のコンピュータを使い,2人で協力して作品作りや作品の組み立てを行う。プリンターは1台につき4台のコンピュータがつながれており,全員が同時にプリントアウトを行うことは不可能である。そこで,図形の組み立てに入る時間は,作品ができた順に行うこととし,効率的な時間の活用を行う。
第1時 | 立方体や直方体の箱を見て,頂点や辺,面などの個数を調べる。 |
第2時 | 箱の面を写し取り,面の形や同じ形の面の個数などを調べる。 |
第3時 | 箱を切り開きながら,面と面とのつながりについて調べる。 |
第4時
第5時 |
いろいろな形の積み木で形作りをし,自分たちが考えた作品を実際に作る。(コンピュータ活用)(本時) |
第6時 | 単元のまとめと練習 |
学 習 活 動 | 活動への働きかけ | 準備・資料 | |
1 前時までの学習の復習をする。
・箱の形の構成要素 ・面と面とのつながり |
・クイズ形式で質問し,これまでの学習内容を想起させ,意欲を持たせる。 | ・言葉のカード
・大きな立体模型 |
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2 学習のめあてをつかむ。
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3 ソフトウェア「3Dつみキット」の使い方を知る。 | ・本時の学習に必要な部分だけを例を示しながら説明し,これからの学習のイメージ化を図る。 | ・ソフトウェア
「3Dつみキット」 |
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4 2人で1台のコンピュータを使い、協力して形作りを行う。
・ソフトに組み込まれている見本で試してみる。 ・自分たちが考えた作品を作る。 ・作品を回転させたり、移動させたりしながら、鑑賞する。 |
・児童が立体に対する興味を持つようにするため,はじめは単純な形から入
り,立体のいろいろな見方を体験させる。 ・後で組み立てることを考え,使う積み木の数はあまり多くならないよう助言する。 ・自分たちが作った作品をいろいろな方向から見るようにさせることにより,図形に対する感覚を身につけさせる。 |
・ソフトウェア
「3Dつみキット」 |
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5 自分達が作った作品の展開図をプリントアウトして、2人で協力して実際に組み立てる。 | ・プリントアウトされた物と,立体を切り開いたときの学習と結びつけて考えられるよう助言する。
・ここでは展開図までは触れないが,今後の発展としてその点にも意識させるような助言を行う。 |
・プリンター
・はさみ ・糊 |
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6 それぞれの作品を見合い、感想を話し合う。 | ・工夫した点や,気がついたことなどについて発表するよう助言する。 |