小学校算数シミュレーション4・5・6年
東京書籍株式会社
1.必要機器等の条件
- ・CPU i486 以上
- ・必要メモリー 8MB 以上
- ・必要HD容量 約3MB 以上
- ・その他周辺機器等 マウス
2.ソフト開発のねらい
- 「小学校算数シミュレーション」は,一斉授業の中でコンピュータを取り入れ,子どもの考え方を引き出すことをねらいとした演示形式のシミュレーションソフトである。
- シミュレーションによる演示方式では,次のような利点が考えられる。
- ・美しい色の図形やグラフなどを画面上で動かしたり,変形したりすることにより,児童の興味・関心を引きつけ,学習への動機付けを行うことができる。
- ・ノートや黒板では表現が不可能あるいは面倒な内容でも,簡単に素早く正確に図示することが可能であるため,課題の意味をイメージしやすくなり,グラフや図形などに対するイメージを豊富にすることができる。
- ・パラメータを変更することにより,状況設定を簡単に変更でき,短時間に多くの試行が可能となって,学習の効率化が期待できる。
- ・繰り返し,一時停止,逆転,スピード変更,移動,拡大・縮小等の機能を利用して,動きや変形等のイメージを生徒に確実に伝えることが可能となり,学習内容(特に図形領域)の理解を深めることができる。
- 「小学校算数シミュレーション」は,以上のような利点を十分に発揮できる部分に焦点を絞って作成した。
3.本ソフトの特徴
- ・ショートプログラム構成として,それぞれの演示時間が数分以内に収まるようにし,授業への取り込みが容易にできるようにした。
- ・シミュレーションの効果が十分発揮できるように,パラメータの設定場面を可能な限り多く設けるようにした。
- ・メニュー画面への復帰や再実行,一時停止,スピード変更,その他いろいろな機能をわかりやすくアイコン化し,短いコメントによる指示を加えて,操作を簡明にした。
- ・授業ですぐ使えるよう各ソフトに指導案例を添付した。
4.利用アドバイス
- 「小学校算数シミュレーション」はショートプログラム構成になっており,導入・課題解決・まとめ他あらゆる場面で自由に活用することができる。
- 課題提示の場面では,導入問題をわかりやすく,視覚的にとらえられるようになっていて,子どもの実態にあわせて設定などを変更すると効果的である。さらに,授業での子どもの多様な考え方にも対応できるように,その反応に即した課題の提示や解決方法を示すことも可能である。
- 各ソフトについての有効な利用法は,それぞれの指導案例に記載してある。



5.問い合わせ先
- 東京書籍株式会社マルチメディア事業部
- TEL. 03-5390-7577
平成9年度市販ソフト実践事例集III