バーチャル美術館を散歩して,インターネットを自分の制作に生かそう
仙台市立大沢小学校
近年,美術館や美術愛好家によって,ホームページを通して絵画の写真や解説が公開されている。そこで,これを鑑賞と絵画制作に活用した。
まず,図画工作科における鑑賞の授業をインターネットを利用して行い鑑賞への意欲や関心を高め,次に,児童の絵画制作にコンピュータ関連機器やインターネットのホームページに掲載されている作品を活用することで,絵画制作に対する意欲の向上を図った。
インターネットを利用して普段見ることができない絵画を鑑賞し,そのよさや美しさ に親しむとともに,インターネットのホームページを風景画の制作活動に活用する。
絵画の画像が収録されているホームページを開いて,各自の気に入った絵を選び出す。
自分が描こうとする対象をデジタルカメラで撮影し,カラープリンタで印刷する。
絵画作品を鑑賞し,そのよさや美しさに気づいて感想を持つことができる。
インターネットで美術絵画作品があるサイトを探してその中で気に入った絵画を選び,どんな点がいいのか考える。
指定したサイトの小学生の絵画作品から自分の気に入った作品を選んで印刷し,気に入った理由をメモする。
鑑賞(c) は,制作に直接利用できるホームページとして「楽しい絵画教室」を指定し,そこにある児童作品を鑑賞した。鑑賞する絵画は,制作の目標となる絵を4枚指定し,次のように指示した。
使いやすいと感じたサイトは,「ふくやま美術館」「楽しい絵画教室」「こどもの絵画展」などである。国立西洋美術館など,いくつかの美術館サイトでは,目録の文が列記してあり,そこをクリックすると絵画画像になるという形になっているが,これは鑑賞の授業には使いづらい。一度見た画像が視野からなくなってしまうからである。
1. 楽しい絵画教室 http://www.fsinet.or.jp/~sakai/ (1999.11.12現在) (図1内画像使用承認済)
2. こどもの絵画展 http://www.ph-hyogo.com/child/ (1999.11.5)
3. ふくやま美術館 http://www.hiroshima-u.ac.jp/japanese/fukuyama/f-museum/museum.html (1999.11.5
4. 国立西洋美術館 http://www.nmwa.go.jp/col/col-j.html (1999.11.5)
5. ヤフーきっず http://kids.yahoo.co.jp/ArtSoup/Museums_and_Galleries/ (1999.11.5)