伝えよう狭山・遊び交流プロジェクト

狭山市立狭山台南小学校 

 

 インターネットの活用は,時間や空間が離れていても,学習が成立することや協同の作業を通じてさまざまな学びを生み出すことが可能であることを明らかにしつつある。本校では,このプロジェクトを通じて,外国の児童や人々との交流することで自らの文化を見直すことができる。身近にいながらも,同時に学習するのではなく,インターネットを活用して活動することによってそれぞれの学習が深めることが可能である。 の2点を明らかにするために,本実践を企画した。

 インターネットの交流の基本は,人と人との交流である。小学校教育でインターネットの交流を行うにはそれぞれの発達段階とインターネットやコンピュータの利用に関する技能をどの程度修得しているかをもとに考えなければならない。本校ではインターネットを活用した交流については,現在の指導の目安からすると高学年(4年生以上)が適当であると考えている。しかしながら,交流の内容から考えると低学年からも意義深い交流が可能であると考えている。そこで,高学年の技能と低学年の学習内容の融合を考え,『総合的な学習の時間』として位置づけ,従来,校外や教師の支援を重点としてきたコンピュータの技能的な部分の支援を児童相互の支援として確立できるかどうかを考察するために本実践を計画した。

 国や文化が違うとさまざまな習慣や日常生活が異なるように子供達の遊びも異なることを知り,それぞれの遊びを実際に体験することを通してそれぞれの文化の違いを理解しようとする態度を育てる。

 交流では,交流言語を英語とし,翻訳ソフトやAETの支援を受けながら交流の準備や打ち合わせを主として行う。また,交流内容に関しての児童同士のやりとりもE-mailで行う。