インターネットで広がる総合的な学習の時間

目黒区立下目黒小学校 

 

 「総合的な学習の時間」では,子供自身が自ら課題を見付け,自ら学び,自ら考え,主体的に判断して問題をよりよく解決していくことが大切である。こうした時,インターネットや放送番組などの映像資料によって子供の限られた経験を広げ,色々な世界との関わりを深めることは,子供が自ら課題を見付け,意欲的・継続的に学習を進める上で大きな力となる。また,学習課題を追究する時にも,問題を解決したり自分の考えを形作るために様々な資料が必要となる。さらに,自分たちの学習成果を自分たちだけのものにせず,社会へ発信していくことは,学習を学習だけで終わらせず,自分たちの生活の仕方や生き方を考える大切な学習となる。

 インターネットはこうした学習のあらゆる場面で,情報の収集,発信のツールとして活用できる。インターネットによる情報の収集・発信により,子供たちのかかわることのできる世界は格段に広がっていく。総合的な学習の時間では情報そのものを扱う分野もあり,インターネットを軸にした様々なメディアによる,情報の収集・選択・発信が子供たちのメディアリテラシーを伸ばし,問題を解決していく力,生きていく力を培っていくものと考える。

 これまで取り組んできた国際理解・環境問題(水・ゴミ・リサイクル)の学習を土台に自分の興味・関心をさらに広げ,見通しをもって新たな課題を解決していく。

 具体的な調査活動やインターネット・文書資料・写真資料・映像資料を活用して自分の課題を追究する。ホームページの作成,ビデオ番組の制作,掲示資料作成等の多様な方法で,学習をまとめ,発信する。自分たちの課題に応じて,実際に調査活動を行いながら,調べた自分たちのデータを比較したり,さらに詳しい資料を求めてインターネットによる情報収集を行った。以下は児童が主に参照したホームページである。

 

(目黒区環境保全データ) http://www.city.meguro.tokyo.jp/kankyo/kankyodata.htm

 (大気汚染データ) http://www.city.meguro.tokyo.jp/kankyo/kankyodata.htm#taiki

 (調べてみよう酸性雨と空気) http://www.city.meguro.tokyo.jp/kankyo/sannseiu.htm

 目黒川のよごれとゴミの調査/目黒川の水のよごれ/ 目黒川に流れ込む雨水と地下水

 (バンドン日本人学校ホームページ)http://www.bjs.co.id/

 

 電子メールを使って,ホームページの内容に関する質問をしたり,自分たちが必要な資料を要請する。また,課題にそった質問をしたり,回答を受けたりする。