自分たちの町を紹介しあう交流授業

三重大学教育学部附属小学校 

 

 自分たちの生活している中で,がんばってはたらいている人について取材し,その取材を通してわかったことや伝えたいことなどを電子メールや互いのWebページ,テレビ会議システムなどを利用して交流する。

 津市(附属小学校所在地)は,県庁所在地でもあり様々な産業が盛んなだけでなく,商店や交通も発達している。また,河芸町(豊津小学校所在地)は,津市に隣接しているものの,農業・漁業中心の地域で,津市の地域性とは異なったものがある。

 それぞれの町の特色あることがらについて情報交換したり,自分の町には無いような内容について伝えあったりして,社会にはいろんな仕事があることや,はたらいている人の苦労や工夫を知る。

 子どもたちは,自分の地域で,直接見たり聞いたり試したりする体験活動をする。そして,いろんな人との出会いの中で,苦労や楽しさについて考える。

 みんなで協力し合って,津の町でがんばっている人について取材をし,取材してきたことをまとめて,Webページで発信することができるようになる。

 取材や友だちのWebページを通して,がんばっている中身について深く考え,がんばっている人の生き方に共感したり,自分の励みにしたりして,これからの生活に活かそうとする。

 取材やWebページづくりの時,デジタルカメラやホームページ作成ソフトを活用し,意欲的に取り組むことができる。

 また,子どもたちの中には,本校のホームページから一昨年度の「津の町を紹介しよう」のページを見て,自分たちも津の町を紹介したいという子どももいた。

 調べたことをもとにリアルタイムで交流し,お互いに質問をし合ったり,興味を持ったことや考えの違いなどについて意見を出し合うために,ネットミーティングというソフトを利用したり,フェニックスを利用したりする。

 つくるページのテーマが決まったものから,取材の方法,取材日程,取材内容について考えさせる。