未来にむかって自分らしく生きる箕面小っ子

箕面市立箕面小学校 

 

 本校ではめざす子ども像として「未来に向かって自分らしく生きる箕面小っ子」をテーマに,これからの高度情報化,変化の時代を自分を肯定的にとらえ,自分の考えをしっかり持ち,人とネットワーキングしながら主体的に生き抜いていく子どもの育成をめざしている。そのため3年前から総合的学習に取り組んできている。その自らの課題をもち,いろいろな活動を通して解決していく中に,積極的にインターネットを活用し,これからのネットワーク社会を生きていく基礎となるメディアリテラシーの向上を図りたいと考えた。

 コンピュータ利用環境としても,インターネットに接続されたコンピュータを従来のコンピュータ室だけでなく,これからの情報ステーションとして重要な場所である学校図書館に設置し,日常的に子どもたちがインターネットを活用しながらメディアリテラシーの向上をめざしたいと考えた。

 箕面小学校では委員会活動の中に情報員会を設置し,情報活用能力の育成をめざし自主的活動をすすめた。

子どもたちが作成したページのURL

http://www.city.minoh.osaka.jp/minoh-ele/html/child/iinkai/zyohou.html

 箕面小学校には,開校以来ある柿の木が運動場にあるので,やはり柿の木だといってそのページを作った子,箕面小のオリジナルな学習としての創作総合やゲストティーチャースペシャル講座のことをみんなに知ってもらいたいと考えた子,学校の代表でもある校長先生にインタビューにいき校長先生のページを作った子,クラスの子にインタビューして今の子どもの好きな物などをしらべてホームページを作った子等,それぞれの自分のこだわりで箕面小の紹介ページを作っていった。作成はホームページ作成ソフトも考えたが,ソフトの操作が難しいことと保存などは英字でするなど形式の統一の規制が大きいため,結局子どもたちが使い慣れたワープロソフトとデジタルカメラで作成し,教師用コンピュータで合成していった。自分の作ったホームページがアップされるととっても喜んでいた。卒業生やホームページを見た人から感想や励ましのメールをもらうと反応が返ってきたことに感激していた。特にシカゴにすむ箕面小学校の卒業生から来たときには海外からのメールにインターネットのすごさを実感したようであった。

 図書館はこれからの情報ステーションである。図書館にインターネットに接続されたコンピュータを設置することは情報活用を図る学習環境を飛躍的に向上させる。今後学校でLANを組む場合,図書館には必ず配線し,インターネットが使えるコンピュータを設置するべきである。