インターネットによるホームページの作成学習

東京都品川区立城南中学校

 

 昨今,パソコンが普及して,家庭でもE-mailなどインターネットを日常的に利用する生徒が多くなってきた。また,インターネットを利用する場合の心構えの問題と考えられる犯罪も出てきている。しかし,学校では,施設・設備の整備の遅れや,指導者の不足といったことから,このような状況や生徒の学習意欲に対して,十分な対応ができていないのが実情である。

 そこで,このような問題点の解決の一助として,本校パソコンクラブ(顧問:釼持)と東京都立工業高等専門学校(以下都立高専と略す)インターネット研究会(顧問:西山先生)との交流を進める。この交流の意図としては,(1)生徒がインターネット利用の便利さを認識すること,(2)生徒の利用技術向上,(3)利用に当ってのルールの徹底がある。

 本校では,約60台のコンピュータがパソコン室や理科室,職員室などに設置されており,校内LANが構築されている。コンピュータは技術科理科教育のほか,クラブ活動(パソコンクラブ)でも利用している。

 なお,ネットワーク環境,本校と都立高専は同一のプロバイダーで,光ケーブルにより接続されている。都立高専は本校生徒の進学先の一つで,ほとんど交流はなかったが,本学校企画をきっかけに交流が始まった。

 この事業は生徒会主催で,ホームページの作り方を親子で学んだ。講師は本校の中村校長が務め,パソコンクラブの生徒と都立高専インターネット研究会の学生にもお手伝いを頂き,大変好評であった。