自ら情報を求め,創新する生徒をめざして

岐阜大学教育学部附属中学校 

 

 本校は,自ら情報を求め,創新する生徒”の育成をめざし,主体的な学習ができるような学習環境を構築してきた。

 コンピュータネットワークにおいては,岐阜大学と1.5メガの光ファイバーケーブルでつなぎ,校内LANを整備している。また,コンピュータ室や図書館等に,デスクトップパソコンやノートパソコンを整備し,授業等にコンピュータやインターネットを活用している。ところが,総合的な学習の時間には,全校が一斉にコンピュータ室を使うため,一人一人の生徒が十分にインターネットを活用することが困難となっている。

 そこで,授業中や休み時間でもノートパソコンを持ち込んで,いつでも自由にネットワークを利用できる環境を整備するために,多目的ホールに光無線LANを導入し,活用機会を増やそうと考えた。

パソコン用には,移動式の机と椅子を使い,多様な授業形態を工夫しながら教科や総合的な学習に取り組むことにした。

 普通教室の約3倍の広さがある多目的ホールは,利用目的に応じて,移動式の机と椅子を設置し,活用している。これまでの多目的ホールでは次のような利用をしてきた。

・大きな物の製作学習や,福祉や看護などの体験学習

 本校の総合的な学習では,“体験を重視”し,その中から生まれてくる「体験に基づいた課題を設定」し,「追求から主張・提言」につなげている。学習内容としては,保育園体験・病院体験・農業体験・花壇作り・国際交流・伝統文化体験・エコ活動など20程度のコースが用意されている。その中のひとつである「パソコンを使った附属の文化向上」グループの活動を例に取りながら,光無線LANの利用について述べる。

附属中学校の紹介についてのホームページ作成… 太陽光発電やネットワークシステムなどの紹介

附属中学校紹介のプログラミング作成… VisualBasicを用い画像・音声・アニメーションなどを駆使した楽しい学校紹介