コンピュータにふれよう!!

東大阪市立上小阪中学校 

 

 本校のコンピュータはほとんど使われることなく眠っている状態である。その理由としては,教師がコンピュータは難しいものという先入観があり,コンピュータにふれようとしないためである。そこで,まずは生徒よりも先に教師の方にコンピュータとは(難しくなく)素晴らしいものだということを知ってもらうために,コンピュータの仕組みや使い方などの研修会をしていく。

 そして,8月にインターネットが接続されるので,それを機会に「インターネットのおもしろさ」の研修会を行い,各教科での活用方法なども話合っていきたい。

 そして,ワープロの文章の中に,簡単に写真なども貼りつけられることなども研修し,学級通信等に大いに活用してもらえるようにしたい。

 コンピュータの仕組みを知ってもらうために,実際にコンピュータを1台組み立てコンピュータとはこんなに簡単なもので難しくないということを知ってもらう。

 また,コンピュータの基礎であるワープロや表計算,また,その中に写真・図・グラフなども簡単に貼りつけることができることや,インターネットの事などについても研修会を開いて話し合っていく。

 その中で,各教科でのインターネットの利用の仕方などもみんなで考え,それを今度は実際の授業で使っていけるようにしたい。

 マザーボードは,メインボードともいい,CPUやメモリソケット,チップセットなどが載っている。PC/AT互換機は,このマザーボードにさまざまな機器を接続することによって構成されている。

 CPUは,Central Processing Unit(中央処理装置)の略で,いわばパソコンの頭脳及び心臓部というもので,入出力機器などを制御し,データを受け取って計算する,つまり演算などの処理を加えて結果を出力する。

 ワープロでは,ひらがなの打ち込み,カタカナの打ち込み,英数字の打ち込み,半角・全角の変換の仕方,そして漢字変換の仕方や線の引き方を覚 えてもらい,実際に仮の連絡文書を作ってもらった。

 例1,技術の授業では,今まで教師用におこなってきた研修会と同じように,コンピュータを知る,ふれる,なれることを前提にして,まずは,ワープロの仕方について学習をし,そして,各自文字の打ち込みができるようになったところで,他府県の生徒に手紙を書き,それをインターネットを使って,他府県の生徒とやりとりをおこなった。

 この研修会が行われるまでの本校の職員のコンピュータ保有台数は,全職員38名中5人でそのうち家庭でインターネットも行っている職員は3人であった。でも研修会を重ねるにつれて,コンピュータを購入したり,自分で組み立てたりして,コンピュータの保有台数もだんだんに増えてきた。1月現在で16名にもなり,家庭でインターネットも行っている職員も9名に増えた。