テレビ会議システムの活用と僻地校の情報教育の推進

鹿児島水産高等学校 

 

 そこで今回は,僻地の3校のホ−ムペ−ジ作成に本校の生徒たちの実習も兼ねてホ−ムペ−ジ作成ソフト「ホ−ムペ−ジ・ビルダ−」を活用して取り組んでみた。

 それぞれの学校には,ある程度資料を提供して貰いながらモデル案を作成して現地で技術講習会を開催しながら,その学校のホ−ムペ−ジを立ち上げるという取り組みであった。3校はいずれも生徒数の少ない僻地の学校であった。  

 テレビ会議交流授業・その1(相手校:宮崎市立本郷小学校指導案抜粋)

 我が国の水産業について関心を持ち,水産業に従事する人々の工夫や努力について意欲的に調べることができるようにする。

 特に本時学習においては,具体的事例として養殖や栽培漁業を中心とした育てる漁業について,水産業に従事する人々の工夫や努力の背景について話し合う活動を通して漁業環境の変化に対応して,国民の食料確保のために漁業従事者が水産資源の保護育成に努めていることが理解できるようにしたい。展開後半では,テレビ会議システム「フェニックス」を活用し,鹿児島県立鹿児島水産高校の先生の話を聞いたり,質問をしたりして水産資源の確保の大切さについて考えることができるようにした。

 実際に高等学校で学んでいる生徒の話をテレビ会議を通して聞き,質問をすることにより上級学校についての理解を深め,よりよい進路決定の方法を考えようとする。

 *瀬戸内町立久慈中学校,*上甑村立平良中学校,*西之表市立古田中学校校

指導学校名:鹿児島県立鹿児島水産高等学校・情報教育推進グループ

講習内容:パソコンの操作,ホ−ムペ−ジ作成技術,情報教育全般について

相手先学校名:西之表市立「古田中学校」

(a) ホ−ムペ−ジとは,(b) ホ−ムペ−ジの作成,

(c) ホ−ムペ−ジビルダ−の起動,(d) 文字の入力と編集

(e) イメ−ジの作成,(f) 作成したホ−ムペ−ジの保存

(g) ホ−ムペ−ジのソ−スの確認,(h) ホ−ムペ−ジの作成とリンクについて

(i) 鹿児島県総合教育センタ−へデ−タを転送する,

(j) FTP(ファイル転送)について,(k) 今後の更新について

(l) 電子メ−ルソフトについて,(m) 電子メ−ルの送信と受信について

(n) 情報教育全般について,(o) テレビ会議システムについて

(p) ホームページ作成ソフト,画像関係ソフト等について,

(q) その他データ管理やパソコン操作等の普段の疑問について質疑応答

(r) 最終的に「鹿児島県総合教育センタ−のサ−バ・コンピュ−タ」の中に作成したホ−ムペ−ジを立ち上げるまでの指導と確認であった。