我が家の自慢料理

慶應義塾湘南藤沢中・高等部 

 

 家庭科・保健体育・英語等の教科と連携をとりながら、調査・取材、プレゼンテーション作成にインターネットを活用する一方、学校間交流の一環としてWebページを利用した作品の相互評価を行う。また、知識を共有する場として、インターネット上のデータベースの活用を促し、自らもデータベース作成に関わる体験を積ませる。

 世界の食文化を紹介しながら、日本の伝統的な食文化と現代の食文化を比較検討し、食糧問題や環境問題に関する意識を高める教材作成と、生徒の作成する「我が家の自慢料理」を紹介するコンテンツを、和文・英文で発信できるように構築し、国内外の学校との交流を実現することを目的とする。

 中学校2年生を対象として、「我が家の自慢料理」と題するプレゼンテーション作品を課題作成する。同じ課題作成を協力校に依頼する。

 「我が家の自慢料理」をスライド発表し、相互評価を行う。また、学校間交流のためのWebページで作品を閲覧できるように準備し、生徒同士・教職員・父兄からの評価やコメントを受ける。

 デジタルカメラやスキャナー等の利用環境を整備し、画像や音声を扱い、スライド形式のマルチメディア・プレゼンテーションを作成する。

 発表場面では、大画面にスライドを投影しながら「我が家の自慢料理」を説明し、作品の評価を「まとまり」「わかりやすさ」「声の大きさ」「時間配分」に関して5段階で相互評価し、コメントをWebページの画面から入力させる。交流のためのWebページは教員がまとめたが、生徒同士・教職員・父兄からの評価やコメントを受けられるように工夫した。

 英語版「我が家の自慢料理」の作成においては、英語科の教員の支援を受けながら実施する。料理のレシピは「材料や調理道具の名称」と「料理に関する動詞」を使った命令形が基本になっているので、中学2年生の英語学習の発展につなげる。なお、英語版作成のためのデータベース「みんなで作る英単語帳」をWebで提供し、登録を通して、データベースの概念と情報の共有の大切さについて学ぶ機会とする。