コンピュータを活用した学習指導法講座
(社)静岡県出版文化会
静岡市立城内小学校
コンピュータ(特にインターネット・マルチメディア)を活用した学習指導法を研修するとともに,「総合的な学習の時間」での「情報教育」についても研修することにより情報化に対応した指導法の向上を図る。
・ホームページ作成支援ツールの利用
実施内容の全体を記述すると項目数が多くなるため,ここでは特に「ホームページの作成」にかかわる内容のみを記述する。
「総合的な学習時間」での情報教育においては,インターネットによる情報の収集・発信は重要な手段であることは言をまたない。
たしかに,最近の教育現場ではこれらに取り組み成果を上げている教師も見受けられるが大半の教師にとっては,ホームページ作成に関わる技術的なことはもとより,目的に沿ったホームページを構想し的確に学習に位置づけていくまでには,まだまだ解決しなければならない課題を抱えているのが現状であろう。
そこで,本講座ではホームページ作成にかかわる技術的なことを習得できるようにすることはもとより,子どもたちの問題解決に必要な情報の収集や発信に役立つホームページの構成のあり方も習得できるような講義内容を実践することにしたのである。
1.ホームページの基礎知識の理解
・Webサイトの構成とハイパーリンクによるリンク関係をおさえる
2.Webページを表示させる仕組みと構成
・WWWブラウザとHTMLの関係
3.Webページの作成を支援するエディタの利用
・HTMLエディタとして「SuperTag32Pro」の利用
4.実践的なページの構成と作成
(1)全体計画の構想
<全体構想をする視点>
・「総合的な学習の時間」をふまえた情報の収集発信伝達交流の場となるようにする
(2)具体的なページ全体の構想
<各ページ内容を構想する視点>
トップページ
・サイト全体で発信したい内容の概要がわかる起動画面に収まるように工夫して構成する
各Webページ
・的確なテーマの設定と表示を工夫する
・現在「総合的な学習の時間」として活動中の内容を簡潔で読みやすい設定を工夫する
・説明文を相互に補完し合う適切な画像の選択をし,レイアウトする