地域のお宝を紹介しあい交流を深めよう

宮城県白石市立福岡小学校長峰分校

 

インターネット利用の意図(長峰分校での実践を中心に述べる),福岡小学校は全校児童346名の中規模校であり,長峰,不忘,八宮の三分校をかかえている。

 分校の児童は,学校行事等を通して本校や他の分校の児童と交流を図っているが,十分とは言えず,本校や他の分校児童の意見を聞く機会には恵まれない。

 そこで,インターネット上に地域のお宝(社会的,自然的,人材的なもの)のサイトを開き,そのサイトを中心にしながら,電子メール(以下,メール)やテレビ電話を活用し,交流学習を豊かなものにしようと考えた。

 地域のお宝(社会的,自然的,人的なもの)を,様々な方法によって調べ,「長峰のお宝」というサイトにまとめることで地域のよさを再確認させ,あわせて,インターネット上に公開することで,本校の児童等と交流するきっかけを作り,視野を広げさせる。

 態度 教師の支援のもとに興味・関心に応じた課題を選択し,「長峰のお宝」について進んで調べようとする。

「長峰のお宝」を紹介するWeb サイトをきっかけに,本校児童とメール等で交流し,視野を広げると共に,他地域への理解を深めることができる。

 早速,5年2組と高学年学級での交流をと考え,10月31日に接続し,児童を登場させたところ,本校児童の勢いに圧倒され,分校児童が萎縮してしまった。

 段階的な経験が必要と判断し,11月10日,もと分校職員であり低学年の時の担任だった教員と受け持ちの6年女子1名とのTV電話を行った。放課後の時間を利用しての接続だったので,分校児童全員と職員もコンピュータのまわりに集まり,本校とのやりとりを楽しんだ。

 本校や他分校児童に対する仲間意識も高まった。