バーチャル校外学習

大井町立西原小学校

 

 これまでは,教室同士を結んで情報・意見交換を行ってきたが,近年飛躍的に進歩しつつあるモバイル回線を利用すれば,学校外からの発信も可能なのではないかと考えた。

 使い勝手の良い「校外学習用コンピューター」を仕立て,協力校に郵送して工場見学や地域の紹介等にテレビ会議を用いてもらい,他の学校では擬似的に見学を行う「バーチャル校外学習」を実践してみた。

 近代的な工業では,自動車生産の例に見るように,各関連工場からの部品の供給のもと,組み立て工場での機械を駆使した流れ作業による大量生産により,性能のよい自動車が作られている。よりよい自動車を作るための工夫や努力,関連工場の負担,海外にも広がる自動車生産などを理解させると共に,問題点にも気づかせることを目的とした。

○自動車生産を例に,日本の自動車工場では,組み立て工場を中心に,各種の関連工場が連携し合っていること,新しい技術の開発や機械化に伴って,人と環境にやさしい車作りがいっそう進んでいることなどを発表した。

○地図や資料,また工場見学などを通して,組み立て工場や,関連工場の様子,各工場間の相互依存,海外に広がる自動車生産などについてまとめた。

○自動車工場を見学する学校が教室待機校に対し,自動車工場からテレビ会議を行い見学の実際を中継,質疑応答をした。

○各校が掲示板・チャット・MLを自由に使い,児童間で自動車工業についての情報交換を行った。