ネットワークを活用した進路指導

大平町立大平南中学校

 

  鹿児島県西之表市立住吉中学校(種子島)の小薄敏幸先生より,本校のホームページを見て「進路指導」に関する質問のメールが届いた。お互いの研究授業で,それぞれの研究成果を参考にしながら意見交換や,お互いの「進路」を取り巻く環境の違いを考慮をした交流,進路実現に向けての励まし合いを取り入れていきたいと考えた。

 本校でも進路指導が単なる出口指導にとどまることなく,教科指導と同じように評価をするために,日本進路指導協会が提示した「進路学習診断票」と「進路成熟尺度」を例年2月に実施している。卒業生に対しては,6月に中学校在学中の進路学習や進学後の学校生活について,アンケート調査を実施し,これらの調査の集計は表計算ソフトで処理し,結果を全教職員へ配布し進路指導の改善に役立てている。

 実施体制として,本校の情報教育係(主任:鈴木 第1学年4組担任:毛塚修一教諭)と交流相手校(教務主任:小薄敏幸教諭 第3学年担任:有村忠裕教諭 第1学年担任:鹿島美紀教諭)を中心に,メールやテレビ会議での交流計画を協議・実践してきた。またコンピュータの技術面では,本校のコンピュータ環境をサポートしている三協コンピュータMDセンター(栃木県栃木市)の栃木宏一さんの支援を受けている。栃木さんは本町在住で,本校の卒業生でもあり,技術・家庭科の授業や平成11年度の公開研究授業でも社会人先生(地域の方)として授業にも参加していただいた。