インターネット・イントラネットの教育的利用

名古屋市立旭丘小学校

 

 総合的な学習として,コンピュータ学習や課題解決学習を行っている。本で調べるのと同じように調べる手段としてインターネット検索をしたり,発表の手段としてホームページにしたりと,道具としてのコンピュータ活用を図っている。

 ここで紹介する学習内容は,課題解決学習の進め方を確立しようと実践した第6 学年の環境学習である。

 ペットボトル回収やアルミ缶・牛乳パック回収を体験した子供たちから,ペットボトルなどを集めてその後どうなるのだろうという疑問を感じ,質問する子供が出てきた。

 この機会に「リサイクル」について調べたり考えたりする課題解決学習を展開することにより,子供たちの主体的な学習活動が期待できる。そこで,課題の設定,情報の収集・作成,情報の整理・統合,情報の発信,情報の交換・調査の学習段階を踏まえて,学習の仕方を身につけたり,コンピュータを活用する力を伸ばしたりしようと考えた。

 ペットボトルやアルミ缶等のリサイクルの流れと再生品について,知りたいことや調べたいことを課題として調べ学習を行い,身近な環境問題に対する自分の考えを深めた。

 グループ対抗の討論形式の発表にすることで,グループ内での役割分担や共通理解を図り,よりよい発表会や報告会ができるようにした。

 他の学習場面で自分が課題を持ったときに自分で考え自分で判断し,見通しを持って解決に取り組む力を育てるためには,教師が用意したリンク集を与えないことが大切である。