英語習得のための共同WEBページコンテスト

三重県立川越高等学校

 

 共同WEBページ作成,コンテストというコミュニケーションの必然的なニーズを生み出す仕掛けを考え,実行しようとした。

 インターネット上には,インターネット利用の教育プロジェクトの相手を探せるようなサイトが多数あるが,それらに紹介されている交流希望は,ほとんどの場合,20名ぐらいまでの,日本でいう少人数クラスのものである。特に,Epalsは,交流相手探しだけでなく,無料WEBメールのサービスも行っており,担当の生徒も利用している。

 このころ,ペルーのダニエル先生が,http://groups.yahoo.com/mygroups で,42個の生徒用メーリングリストを作成してくれた。

 共同WEBページ作成コンテストというコミュニケーションの必然的なニーズを生み出す仕掛けによって,実際にツールとして英語を使うトレーニングの場を出来るだけたくさん与える,という当初のもくろみは成功したとはいえない。その原因としては,(1)ペルーの生徒の卒業で活動が出来なくなった,また,それを知ったのが遅かった。(2)生徒メーリングリスト立ち上げに一ヶ月以上かかってしまった。 (3)WEBページのトピックについては,望ましいものをリストにして与え,映画,音楽,アニメなど著作権の問題のあるようなものは除いておくという配慮が必要であった。(4)学期制の違いなどを考慮すると,今回のコンテストのような大きなプロジェクトは無理があり,エッセイなどを送信しあう方が,結果的には,英語を使用する量は増えるのではないかと思われる。などが考えられる。