インターネットやコミュニティ放送を活用した〈地域に開かれた学習活動〉

箕面市立萱野小学校

 

 インターネットやコミュニティ放送などのネットワークを活用し,多様な〈学校外〉の情報や人との出会いを楽しむなかでこそ,子どもたちは生きるための確かな力を身につけながら,豊かな文化や社会の担い手として成長していくに違いない。

 本校の実践は,「人や場との出会い」「地域・保護者とともに」「情報を楽しむ」の3つの柱を持っている。それぞれの柱を支え,子どもたちを地域や保護者と結びつけることにより,〈地域に開かれた学習活動〉を展開する手立てのひとつがインターネットである。

 4年生の社会見学や2年生の地域めぐりなどで学校外に出かけると,子どもたちはさまざまな人や場と出会う。さらに,インターネットを活用することにより,学校外から子どもたちの学習を支援してくださるメールボランティアなど,さまざまな人との出会いの幅が広がり,継続的に交流していくこともできる。

 情報を活用する力を育て,その楽しさをさらに広げていくため,情報化推進担当者による「学習支援体制」を生かしながら,伝え合う方法の一つとしてデジタルメディアやインターネットを組み込んだ。

 4年生は社会科の社会見学のなかで,2年生は生活科の地域めぐりのなかで自分たちの生活を支える施設やそこではたらく人々に出会う。

 4年生の場合は互いの放送番組,2年生は「放送番組」「ガイドブック」「ホームページ」という多様なメディアによる発信内容を交流し,互いの学習成果を分かち合う。

・放送番組はタッキー816から,ガイドブックは箕面市広報課から,そして,ホームページは,ご自身もホームページを公開しておられる情報推進担当者にゲストティーチャーとしてご参加いただき,それぞれのメディアの特徴や伝え方のコツを教えていただいた。