日本の食文化を見直し,自らの健康を見つめ直そう

揖保川町立神部小学校

 

 「総合的な学習の時間」においては,子ども達が自ら課題を持って調べ学習を行い自ら学び,自ら考え,主体的に判断して課題をよりよく解決していくことが大切である。そして,多様な情報手段を活用した課題解決的な学習が必要とされる。

 インターネットは,様々な課題解決のための情報を収集する大きな手段の一つといえる。また,インターネットやテレビ会議システムを用いた情報交流によって,子どもたちが共同で課題解決に取り組むことによって知識を増やし,深めていくことや国際交流を体験させたい。

 子どもたちの課題解決のための調査活動にあたっては,児童が必要な情報を学校栄養職員,外部の専門家,図書,インターネットなどから得ることができるように,支援者は環境を整えたい。また,町内ネットワークを活用して,大豆製品(地場産業である醤油やもろみ)や大豆料理について近隣の小学校と情報交流を行い,大豆についての理解を深めたい。さらに,Eメールやテレビ会議システムを活用しハワイのマカラパ小学校と食文化について交流し,ハワイにおける日本食や豆腐の評価について知ったり,お互いの国の食事のよさを認め合ったりしたい。また,大豆とその製品とのつながりを実感するために,地域の人々の協力を得ながら実際に大豆を栽培し,自分達が収穫した大豆から,豆腐やその他いろいろな料理作りを体験させたい。健康な体作りのための食品として,大豆製品の良さを,ホームページで発信することにより,食生活の改善についての意欲の高まりをねらいたい。

○日本食・大豆製品の良さを知るために,必要な情報をホームページやEメール・図書で集めたり,実際に調理したりすることができる。また,自分たちの考えを深めたり,周囲に広げたりするためにテレビ会議やEメールで意見交流をすることができる。

・町内の小学校(河内小学校)との交流  

・マカラパ小学校(ハワイ)との交流

○大豆製品の良さを知り,健康的な生活をおくるためのいろいろな食材に関心を持ち,食生活を考えることができる。

○自分たちが栽培してる大豆に焦点を当てることで,昔から日本の代表的な食材である大豆に興味を持たせたい。

○課題にあった調査や情報収集ができるように助言する。

○電子メールで専門家への質問ができるように学習環境を整備し,課題解決に必要なものを選択できるように助言する。

○情報発信の意識を持ってプレゼンテーション作成ができるようにする。

○町内の小学校との交流では,大豆製品は健康な体づくりにどんな役割を果たしているか,また,その大豆製品をどのように摂取していけばよいのかを意見交流できるよう助言する。