小中高大連携の視点で見る情報教育

立命館中学校・高等学校

 

 今年度の「Eスクエア・プロジェクト」学校企画において,「中高一貫教育での卒業研究レポートを利用した世代間交流」「京都歴史地図作り」「小中高大と継続した情報教育カリキュラムの検討・構築」を実施した。

 本校では卒業研究レポート(以後卒レ)を中学3年生に課し,その上で高校に進学をしている。しかし,中学2年生時の卒レのテーマ決定はなかなか難しく,また提出後の卒レはなかなか参照しにくい状態で書庫で保管されていた。

 この卒レを参照しやすくするためにwebページ化してイントラネット上で公開し,これを仲介として卒レを書き終えた高校1年生とこれからテーマを決定していく中学2年生の間で世代間交流を図る企画を立てた。

 今回の実践そのものは本校独自のものであるが,異学年の生徒間のつながりを作るきっかけとしてコンピュータ・ネットワークがあるという視点でとらえればどこの学校にでも応用可能な実践であると思う。