へき地校での,産・官・学・民の連携を重視したインターネットの活用

椎葉村立椎葉中学校

 

「総合的な学習の時間」や「選択教科」を中心に,ホームページの検索等はもとより,電子メールやテレビ会議システムを活用しながら,データをまとめたり発表したりすることにより,多くの人々との交流を深め,生徒自らが豊かに感じ,主体的に考え行動できるようになると考える。さらにこの企画を推進するにあたりへき地教育を支える教育委員会,産業界,保護者,大学の研究者との一層の連携を図ることで,これからの新しい学校づくりに生かしていきたい。またCEC協働実践企画「全国発芽マップ・プロジェクト」との連携を図り,参加学校との交流学習を一層進めることで将来のへき地校の教育の在り方の基盤づくりを模索していきたい。

 3年選択理科において,環境学習で取組んでいる1年草「ケナフ」の栽培活動を通して,全国の生徒と情報交換を通して広い視野で考えを深めさせる。

 さらに生徒自身が自然や人々に直接働きかけ,自ら課題を設定し調べていく学習を展開し,しかもインターネットを活用することによって,生徒の学習活動をいっそう能動的にすることができる。

 インターネットを利用したテレビ会議システムの活用については,それぞれの学校の回線の状態の違いや,カメラとコンピュータの設定など簡単にはできない状況もあった。また以前と比べて簡単になったとはいえ,システムのテストにかなりの時間を要したり,交流学校との時間を調整設定をしたりなど難しい問題も多くあった。