1.MRAT
MRATについて(CSI内)(※注3)より引用をした。
- (A)概要
- MRAT(Multipurpose RAT)は、Mboneの音声会議システム Robust Audio T ool(RAT)をベースに開発した、多用な利用場面に対応可能な音声伝送ツールである。以下の3モードを有する。
- <Broadcastモード>
遠隔講演など一地点から多地点へ向かって一方向から送信する際に使用する。バーストエラーに強いReed-Solomon
FECを用いたパケット損失回復機構を持ち、パケット損失の多いネットワークでも使用できる、より高いロバスト性をもつ。
<Conversationモード>
遠隔会議等双方向で会話を行う際に使用する。遅延時間が会話に支障のない130ms程度となるよう設定されている。
<Chorusモード>
遠隔合唱や遠隔合奏に使用する。片側の遅延時間を合唱に耐えうる100ms以内とした遅延を最小限にすることを優先している。
- (B)使用帯域
- 128kbps〜512kbps
- (C)セットアップ方法
- MRATのインストール方法は以下の手順で行う。
- % tar zxvf mrat-0.9.2.tar.gz
% cd mrat-0.9.2
% ./install.sh
% cd mrat
% su
# make install
- (D)動作環境
- Vine Linux 2.1、Vine Linux 2.1.5、 Vine Linux 2.5で動作確認がされている。
- (E)使用方法
- <Broadcastモード>
- %mrat [宛先アドレス]
<Conversationモード>
% mrat -b [宛先アドレス]
<Chorusモード>
%mrat -ch [宛先アドレス]
- %mrat [宛先アドレス]
<Conversationモード>
% mrat -b [宛先アドレス]
<Chorusモード>
%mrat -ch [宛先アドレス]
- (F)ダウンロード先
- MRATについて(CSI内)(※注3)より各種ファイルのダウンロードが可能である。
(※注3)MRATについて(CSI内) http://www.mame.csi2.net/mrat/frame.html