記入者 学校名:岐阜大学教育学部附属中学校 氏名:安藤忠展
○印の項目は必ず記入してください。 ※印の項目は静止画を加えた別資料にしていただくこともできます。
○タイトル(表題) 小中関連を意識した「比例」の指導のあり方
 〜学習プリントとWindows版関数ドリルの併用〜
見出し
(キャッチコピー)
小中関連を意識した「比例」の指導のあり方
 〜学習プリントとWindows版関数ドリルの併用〜
○概要
(250字以内)
比例の学習は小学校の6年生に基礎的な内容を行い、発展的に中学校1年「比例と反比例」の単元で学習し、1次関数、2次関数へと系統的に指導していく必要がある。そこで、小学校の比例の学習として、学習プリント、中学校1年生には、Windows版関数ドリルを開発し授業に位置づけ、系統的に学習していくようにした。本校は、インターネット接続は5MBの光ファイバーで常時接続が可能であり、校内に140台の端末がある。これらを有効利用することも考えた。
キーワード 比例 反比例 関数 ドリル 中学校
数学 算数            
○校種 中学校
○学年 1年
○教科 数学
○学習指導要領の
 項目番号
 
地域・時代・季節
(地域・時代・季節に
 関連のあるときのみ記入)
 
○実施属性
 岐阜 県   国  立  岐阜大学 教育学部 附属中 学校
 安藤忠展 教諭 2003 年  1 月  第3校時
ネットワークエリア番号:
校時数(授業時間) 2 時間/ 13時間
実施態様  単独 ・ 共同
○授業展開の
 基本的な考え方
 単元の導入時に、小学校の比例の復習を行った。そこで、Web上のプリントを活用し、小学校の比例の内容を復習した。これからをふまえ、比例の学習を行い、表、式、グラフから、比例になることを根拠をはっきりとわかりやすく説明することができることをねらいとした。また、その学習のまとめとして、windows版関数ドリルを利用し、学習内容の定着を図った。
○学習目標 小学校での比例の学習をもとにして、ともなって変わる2つの量χ、yについて、比例することを、表、式、グラフを活用して、根拠をはっきりとさせ、説明することができる。
メディア活用の意義 学習プリント:生徒全員が同時に接続し、学習プリントに取り組み、小学校の比例の復習を確実に行う。
シミュレーション:ともなって変わる2量についてイメージ化する。
Windows版中学校数学ドリル:比例の内容をドリル学習して確実に覚える。
メディアの利用環境(表形式で記入)
 FMV 40台
インターネット常時接続
クラスの状況 男子20人、女子19人、計39人のクラスである。
○公開授業 / 非公開授業
○学習展開 単元の導入時
 システムの紹介と学習プリントをweb上で取り組む。
冬休み中に各自取り組むようにする。
第1時から第2時
 比例であるかどうかを、小学校の比例の学習内容をもとにして、表、式、グラフなどを活用して、追究していく。
○指導計画 授業の時間数、学習活動、指導上の留意点などを表形式で記述します。

学習内容・活動 指導上の留意点 評価・配慮事項 教材

・小学校の比例の学習内容
の復習をする。
◎中学校での比例は・・・
Web画面の表示方法を確
認する。
  数楽Web教材から
力だめしのサイトへ
のリンク

1階から2階までの高さは5
mで、1秒間に20cm上昇
するエスカレーターがありま
す。
 エスカレーターに乗ると、
時間の経過にともなって、ど
んな数量が変わっていくでし
ょうか。
 表、式、グラフを使ってま
とめていく。
 自分の考えをノートにま
とめていく。数楽Web教
材やシミュレーションなど
自分なりの方法で課題追究
していくように指導する。

 2時間目では、ホワイト
ボードなどを使いながら自
由交流学習を行い、自分の
考えを深めていくようにす
る。


各自のノートから、追
究状況を把握する。


交流の中から、自分の
考えを見つめ、深めた
部分について振り返り
記述する。
数楽Web教材

中数研シミュレーシ
ョン


ともなって変わる2つの数量
の関係を調べるには、表、式、
グラフを使ってまとめるとわ
かりやすい。
 自分の言葉でまとめるよ
うに指導する。
ノートの記述から、学
習状況を把握し、次に
つなげる。
Windows版中
学校数学ドリル
○学習活動の実際※ 40人一斉にweb上で学習プリントを表示しようとしたら、ビジー状態となり、表示不
能になったマシンが何台かあった。時間調整をして、ずらして表示することによって対応
することができた。
○学習者の反応・
 学習者からの質問
小学校の基本問題は、復習用として、使いやすい。中学校用もどんどんやってみたい。
小学校の妹がいるのでやらせていいのだろうか。
自由記述項目※ 特になし
○学習評価の方法と
 その結果※
  • ノートの感想から、どのような学習意欲であるのかを確認する。
  • プリントアウトできる生徒については、印刷結果から実績を調べる。
  • 概ね利用しやすい評価であり、中学校版や多様な問題などがあるといいという意見もある。
○授業の成果※
  • このプリントと通常の授業との連携を意識して行った。比例は、小学校・中学校との関<連もあり、小学校の復習用としての明確な位置づけを行うことにより、生徒の意欲も高か<った。家庭でのインターネット接続率100%であるので利用しやすい環境であり、継続的な使用により、効果が上がると思われる。
今後の課題
  • 基本的な問題や難易度の高い問題など、多様な問題を提供することが可能になるといいのではないだろうか。
  • 本校では、140台同時に接続可能でもあるので、一斉につなげた時のサーバーの負荷
    が耐えられる状況であるのかどうかが問題である。
これからへの提言 授業との連携をどのようにしていくのか。
○本実践の成果を
 閲覧できる方法※
特になし。
数楽web教材は、安藤個人のページからリンクしています。
中学校数学ドリルは、安藤個人のページからダウンロードが可能です。
ワンポイント
アドバイス
特になし
協力者及び
協力団体※
中数研コンピュータ委員会
参考事例※ 特になし
参考文献※ 特になし
謝辞 特になし
備考 特になし