【概要】
テレビ会議ソフトとしてマイクロソフト社製Netmeetingを利用した。理由は下記のとおりである。
・無償で利用できること。
・Windows2000以降のマイクロソフト社製のOSに標準でインストールされており,以前のOSでもマイクロソフトのホームページからダウンロードして使用することができること。
・各国語版のNetmeetingが用意されており,言語を気にせず利用できること。
・インターネットを利用する会議ソフトウェアのため,通信費の負担が軽くすむ。
・機能が豊富で,会議を行うには十分な性能を持っていること。
である。我々は今後学校でテレビ会議を行う際に使いやすいものにするために,無償で手に入り,通信費を気にすることなく,誰でも持っているソフトとしてNetmeetingを選択した。
【必要システム】
・Pentium 90MHz以上
・マイクロソフトWindows95以降のOS
・4MB以上のハードディスク
・PCに接続できるカメラ
・PCに接続できるマイク
【機能】
Netmeetingの機能としては下記のとおりである。
・ビデオ・オーディオ会議機能:PCに接続したカメラやマイクを通して相手側と映像と音声で会議を行うことができる。
映像は自由に大きさを変更できるため,多人数でテレビ会議を実施するのに適している。またカメラは安価なUSB接続カメラを利用した。
・ホワイトボード機能:ホワイトボードを交流相手と共有し,絵や図を書いたり,字を書いたりしてコミュニケーションすることができる。チャット機能では文字化けする中国語,韓国語の文字でのやり取りの際に利用することができる。
・チャット機能:文字でコミュニケーションする際に利用する。音声がうまく機能しない場合や,音声でのコミュニケーションが困難な際に利用する。ただしNetmeetingの文字コード処理の問題で,中国語と韓国語との交流には利用することができない。
・プログラムの共有:現在起動しているプログラムを相手側と共有することにより,相手側の画面に次画面を見せることができる。この機能を利用することにより,マルチメディアソフトで作成した作品を相手側に見せることができる。今回はNEC製スーパーYUKI21iとアメリカではLeonardo Multimedia Tool BOXを利用して作品の発表を行った。
・リモートディスクトップ共有:接続している相手側のPCをリモートで操作できる機能。今回は接続している相手国のPCを操作することにより,相手側の環境を確認し,メンテナンスを行った。