第2学年    「インターネットを使った異文化理解」学習活動案


福岡県福岡市平尾中学校
中里 秀一


1. 単元名「異文化に触れて自らの生き方を探そう」


2. 単元目標


3. 指導観


3. 学習計画

表1 学習計画
時間 学習活動・内容 評価の視点 教師の支援・指導の留意点
8
時間
1. 韓国についての調べ学習
・ 韓国の歴史と日本の歴史
・ 韓国のスポーツ・ 韓国の食文化
・ 韓国の伝統芸能
・ 韓国の伝統の衣服
・ 韓国の文化  など班でテーマを決めて共同で調べ学習を進める
問題解決能力
見通しを持って、調べまとめることが出来る。
情報リテラシー
1年次に学習したまとめ方や、アポイントメントの取り方、お礼状の書き方などのスキルが活かされるように助言していく。
まとめは、パワーポイントや模造紙を利用する国語、社会、理科、体育、家庭科の時間にも助言していく
4
時間
2. 韓国語講座
・ 挨拶
・ ハングル文字の成り立ちと自分の名前のハングル表記
・ 会話の実際
     ショッピング編
     交流会編
     食事編
・ 発表
積極的にコミュニケーション能力を高めることができる 簡単な会話については、担当教師もある程度の学習をしている。
韓国語講師を招いておこなう。
4
時間
3. 掲示板を使った光武女子中との事前交流・ 掲示板の使い方・ ネチケットについて・ IDとパスワード インターネットの有効活用 技術科の時間も使って、全生徒に徹底する
10
時間
4. 修学旅行の交流会での出し物の練習
・ 日本の文化の紹介(ソーラン節など)
・ 合唱
・ アリランなどの韓国文化
5.調べ学習発表会
表現する力を養う 3つのパートに分かれて、それぞれの担当の教師がついて行う。
体育館がないので、グランドで出来るようなものを検討する
音楽の時間にも学習する
5
時間
5. 光武女子中学校との交流会
・ 名刺交換
・ 出し物の発表
・ 校内見学
事前学習を活かして、意欲的に活動することが出来る 自ら進んで体験交流し、問題解決に向けて積極的に活動することができるよう支援する
2
時間
6. 交流のお礼状を作成する
7. 実際の体験から感じたこと発見したことをまとめる。
8. 修学旅行のまとめ発表会をする
他者にわかりやすい表現や工夫を凝らす力 英語の時間に英語表記でお礼状を作成する
本時 8.日韓チャットを使った掲示板での会議 班活動と意見をまとめ上げる力を養う 事前の打ち合わせを入念に行う
1
時間
9.自分自身にとって「国際理解とは」を考える 生き方を考える 修学旅行や掲示板によって異文化を理解し、自己の生活や文化に目を向ける
1
時間
10.TV会議 積極的に活動出来るか 事前の打ち合わせを日韓チャットで入念に行う
  11.まとめ    

4. 本時     平成15年1月27日   (場所 パソコン教室)


5. 本時の目標


(ア) 日韓チャットを使った掲示板での会議

6. 本時学習の考え方

 本時は、韓国修学旅行を終え、疑問に思ったことや新たな発見からテーマを絞り、掲示板を使った会議によって、問題を解決する。
その中で、どのような表現や技術が必要になるのか、また教科との関連にも気付かせることにより日々の学習の大切さや周りを見る目を育てることの大切さを実感させたい。さらにその中で、自己の国際交流のあり方を考える態度を育て上げたい。
 事前にテーマの候補と内容を光武女子中に知らせておき、準備をお願いしておく。特に教師間の打ち合わせが重要であるので、日韓チャットを使って、念入りに教師間の準備をしておきたい。本番もチャットで平行して打ち合わせを続け、時には全体に映し出すことにより、互いのコミュニケーションがスムーズに進むように努力したい。
 授業形態は、班での話し合いが中心となる。掲示板への書き込みは一人でしか行えないが、数人がメモ帳にテキストで入力し、カット&ペーストで書き込みしていきたい。(技術科の時間に学習済み)自分の考えと他者との比較を行うことで、生徒は国際理解を自分の問題としてとらえ、生活と密着してこれからの生き方を考えることができるようにしたい。
 また、TV会議への動機付けにもなるようまとめたい。


7. 本時の展開

表2 授業展開案

学習活動・内容 教師の指導・支援 学びの評価(具体的な生徒の姿)
5
1.学習内容を確認する
本時の学習テーマ
 「韓国修学旅行から湧き出た思いをぶつけよう」
10
2.話し合っていた内容を発表し、分担してテキストの打ち直しをする。
3.掲示板に書き込む
事前に班長会で
・ 交流会
・ 第一印象
・ びっくりしたこと
・ 嬉しかったこと
・ 食事や飲み物
・ おみやげ
のテーマに絞っておく
タイピングの得意な生徒を中心に班で協力出来ているか。

(掲示板の使い方については、既に数回利用して、熟知している。)
15
4.日韓チャットで連絡をとる 返事を待ちながら、リアルタイムで話し合うチャットについて、感想を出し合う。 積極的に意見を出せるか
15
5.返事について班で話し合い、返答を考える。
6.メモ帳を使ってテキストを打つ。掲示板に書き込む
班長を中心に話し合いを進める。 自分の意見をきちんとまとめてメモ帳に入力できているか
5
7.チャットで連絡をとる8.まとめ TV会議への可能性を示唆する