9.まとめ




 総合的な学習の時間で理科や環境にかんする学習を行っている学校が多くある。
 IT機器の整備に伴いそれを支援の道具として活用するこが教育効果を高めるために有効であり、その取組みを実践した。
 IT機器の活用で、環境問題についての見識をもった教員不足、外部人材の時間確保、現地での生物、植物の撮影、調査中の質問、疑問の速やかな対応などの課題を解決する目的でモバイル(PDA)の活用を試みた。
 PDAで学校、支援者をリアルタイムの通信で結び、質問のやりとり、必要な情報の検索を行った。
 この仕組みを活用することで、児童生徒の意欲的な取組みが実現できたことや、情報発信能力の向上、プレゼン能力の向上が図れた。
 児童生徒にモバイルが学習を円滑に進める道具として受け入れられた結果である。
 教員においては、コンピュータネットワークの有効活用を研修で身につけ、そのネットワークに地域との連携を取り入れる手順を学んだ。
 その結果、これまで時間を要していた環境学習が大幅に短縮され、児童生徒も意欲的に取組むこととで内容も深まる結果となった。
 モバイル(PDA)の活用でこれまでにない効果があがり、それを実現する手法も具体的になった。
 この結果を学校で活用できるモバイル機器の開発に繋げることが課題として残るが、機能など要件調査した結果かなりの部分で絞込みが可能となった。
 この成果を、プロジェクトに参加したそれぞれの立場で今後の活動に生かすことが、今回のプロジェクトを支援頂いた関係の方々の苦労に報いることと考え積極的に実践を進めてまいります。

以上



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