産業界との協力授業

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実践事例

地場産業の鋳物作りを通してのより良い地域理解

実施した教育機関・生徒数・実施日

■広島県広島市立亀山南小学校 

学年

クラス

生徒数

実施日

合計授業時間

5年1組

1クラス

39名

工場見学:平成13年12月11日

授業:平成13年12月14日

3時間50分


 

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実施した教科・単元

■広島県広島市立亀山南小学校

学年

教科名

単元

第5学年

社会

「鋳物の街 亀山南」


 

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授業概要

■概要

産業界の講師は、工場見学と授業の2つを実施する。工場見学では、鋳物の設計、産業用鋳物の模型作り、完成したマンホール鉄蓋などについて説明する。その他の工場内の鋳物製品や実際のマンホールの様子を示しながら、鋳物が生活や産業に密接に結びついていることを解説する。児童の学習の疑問などに答えるために、講師が後日に別途授業を実施する。広島での鋳物作りや鋳物の製造工程を説明する映像教材などを利用し、鋳物作りについて詳細に説明する。また、実際の工具や教材に示された鋳物製品などの実物を示し、児童の興味を引きつける。最後に児童からの自由な質問を受け、児童の疑問に直接答えながら、児童の理解度に合わせた説明を行う。


 

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授業のねらい

私たちの生活の中には、様々な工業製品が使われている。工業とは、原材料を加工し、 その形や性質をかえて生活や産業に役立つ製品を作り出している産業をさすが、広島県は特に自動車工業、鋳物工業が盛んである。鋳物工業(鋳鉄)の分野において、広島県は全国3位の生産を誇っている。
 本学区では鋳物製造を中心とした金属工業が盛んである。友鉄工業は、下水道などのマンホール鉄蓋、自動車金型等を製造している。鉄蓋の生産においては広島市のシェアの40%、広島県のシェアの50%を占めており、自動車金型は、地元マツダをはじめ、ホンダや三菱などの大手自動車メーカーからの注文を受けている。鋳物製造は、もともと地元の地場産業であったが、伝統の技術を大切にしながら企業努力を重ねており、地域の特色として位置付けることができる。
本単元は、工業生産に従事している人々が消費者の多様な需要に応え、環境に配慮しながら生産を高めていることを学習するものである。本学区には、自動車メーカー数社の車体の金型、広島県、広島市内のマンホール鉄蓋を生産している工場があることから、製造の過程、新しい技術の開発等の取り組みの中で、様々な工夫や努力をしていることやなぜこの地域で鋳物づくりが始まったのかを見学と友鉄工業の方(友廣和典氏)からの聞き取りを通して調べるようにしたい。また、学習を通して地域の産業の特色を再認識するとともに地域の人に対する愛情を育てていきたい。
また、本単元は、学習指導要領第5学年の目標1「我が国の食料生産、工業生産の特色及び運輸、通信などの産業の様子やこれらの産業と国民生活との関連について理解できるようにし、我が国の産業の発展に関心を持つようにする。」,内容2「我が国の工業生産の現状に触れ、工業に従事している人々が生産を高める工夫をしようとしていることを理解できるようにするとともに、国民生活を支える工業の意味について考えることができるようにする。」に対応したものである。また、「見学や調査などの活動は、実物や本物を直接見たり触れたりする機会をもつことであり、社会的事象を正しく把握させ、具体的、実感的にとらえさせる」ような学習にするため、見学・調査可能な地域の社会的事象を取り上げた内容となっている。

 

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授業内容

実施単位

テーマ

1

工場見学


実施場所

友鉄ランド・友鉄工業可部工場

実施時間

100分

講師

友鉄工業
友鉄ランド

使用教材


授業の進行・内容
授業の様子

■進行
・CADを利用したマンホール鉄蓋のデザイン、および設計作業見学

・各地に出荷する前の様々なマンホール鉄蓋製品の見学

・NCマシンを利用した発泡スチロール製模型の製作見学

・今までに作られた様々な鋳物製品の展示物の見学

これらを4班に分け、見学。最後に全体で質問会を実施。

■内容
地域の中心産業である鋳物製造工業を取り上げ、鋳物製造の現状と生産を高める工夫や努力、国民生活の上でこれらの工業生産が大切であることを理解させる学習である。

鋳物製造の現状を理解するために見学を取り入れる。しかし、見学のみでは生産を高める工夫や努力、鋳物工業が発達した因果関係を理解することは困難なため、見学後に産業界の講師がこれらの2点について授業を行う。

(鋳物工場見学風景)


実施単位

テーマ

2


実施場所

亀山南小学校多目的教室

実施時間

90分

講師

友鉄工業

使用教材

児童調べ学習用CD-ROM
講師プレゼンテーション用DVD-Video


授業の進行・内容
授業の様子

■進行
講師プレゼンテーション用DVD-videoを使用した授業の実施

・産業界の講師が、シナリオにそって、「鋳物とは」「鋳物製造作業の基本的な流れ」「可部で鋳物が盛んになった理由」等について、模型実物や、教材資料、DVDによる鋳物製造の実際の静止画、動画を使用して説明。その後、児童からの質問を受け、これに対し講師が答えた。

■内容

(講師プレゼンテーション用DVD-video使用した授業風景)

児童デザインの作品(デザインマンホール)


 

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実施環境

実施場所

友鉄ランド・友鉄工業可部工場、亀山南小学校多目的教室

使用した機器


 

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使用教材

教材タイトル

講師プレゼンテーション用DVD-Video

教材仕様

DVD-Video(MPEG-2、JPEG含む)     一枚

教材概要

マンホール製造工程、可部の歴史、デザインマンホール、自動車用金型


 

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授業協力メンバー

●工場見学

所 属

氏 名

授業での説明

友鉄工業社長

友廣和典

講師

友鉄工業副社長

友廣大造

講師

友鉄ランド社長

友廣和照

講師

TSSプロダクション

2名

講師支援

広島商船高等専門学校

1名

講師支援

●授業

所 属

氏 名

授業での説明

友鉄工業社長

友廣和典

講師

TSSプロダクション

2名

講師支援

 

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