3.実施体制及び実施環境の構成



3.1実施体制図

図2 実施体制図

3.2 実施環境の構成

(1)ハードウェア構成

パソコン PC/AT互換機 画面解像度1024×768以上
16bitカラー以上
市販ロボット LEGO Spybotics


組立式車輪型ロボット(パソコン接続ケーブル付属)

全4タイプのうち、テクノジョー(緑)とスナップトラックス(赤)をそれぞれ10台、計20台使用。

1台につき単3乾電池3本使用。
その他 空きペットボトル
(500ml)
ロボット走行、競技の際の障害物として使用。

 パソコンとロボット間の接続形態は、ケーブルを介した赤外線通信で、シリアルポート(RS-232C)を使用する。ロボットにプログラムを転送するときのみ、このケーブルを接続し、ロボットを動かす際にはケーブルを外して行う。

図3 パソコンとロボットの接続形態

(2)ソフトウェア構成

OS Microsoft® Windows98,Me,XP,2000 いずれかを選択
SDK LEGO Mindstorms SDK LEGO社提供
アプリケーション ロボットを使ったIT教育教材 本研究の成果物

 ソフトウェア環境は、原則としてWindows95には対応していない。
 ただし、教材アプリケーションで、ロボットを直接コントロールせず、プログラミングのみ行い、データを保存する場合は、Windows95配下でも使用することができる。
その場合、作成したデータを、別のWindows98,Me,XP,2000パソコンに渡し、そのパソコンからロボットに転送することになる。

 ロボットにプログラムを転送するにあたり、LEGO社提供の「LEGO Mindstorms SDK」をパソコンにインストールしておく必要がある。
 (転送モジュールがこのSDKを利用して開発されている)
「LEGO Mindstorms SDK」は、LEGO社のホームページから無償で入手でき、インストーラーの指示に従って簡単にインストールできる。

 「ロボットを使ったIT教育教材」アプリケーションは、平成14年度、15年度の成果物をベースとし、小学校向けに、高等学校用課題画面を省略したものを作成し使用した。
 ただし、高等学校での実践では、従来の成果物をそのまま利用した。
開発環境は、Macromedia社のDirector8.5を使用している。

【教材アプリケーションのフローチャート作成画面】



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