9月29日午後2時、オーストラリアの生徒5人と対面しました。みんな13歳か ら15歳の女子なのに、背が高く、とても私たちと同じ年代に見えませんでした。 私の家に泊まることになったのは、ケリースピーチレイという15歳の女の子で した。ケリーは日本語がとても上手で、私も英語で頭を悩ますこともありませ んでした。その日は、功山寺や覚恩寺などに行き、写真を撮ったりしました。 家に帰ってからは、ゲームをしたり、いろんな話をしたりしました。また、次 の日は一緒に学校に行って、共に体験学習をしました。本校でインターネットを通して海外の生徒を迎えるという意味では、最初の 経験でした。住んでいるところや、生活習慣や言葉が違っても、私たちと同じなんだろう ということがわかりました。十分な時間もなかったのに、こんなに仲良くなれ るなんて思いませんでした。だから、とてもうれしかったです。本当にいい思 い出になりました。これからもいろいろな国と交流を深めていきたいと思いま す。
また保護者の方から「本当に貴重な体験をさせていただきました。大変しっ かりしたお子さんで、日本語もお上手でした。日本人も見習わないといけない ことがたくさんあると痛感しました。」という声もありました。(Aさん)
インターネットが人と人とのコミュニケーションの場であることを考えると、 これを通して究極のコミュニケーションと言える「出会いと対話」が実現でき たことは、やはり意義深いことだったと思います。
(略)
外国の人に、習字とはどんなものかを知ってもらいたくて、 お手本を書きました。習字は日本の文化でもあります。しかし、僕は外国の人にも興味を持っても らい、共に同じ文化を分かち合えることがいいと思います。僕は、このような 場で外国の人々とコミュニケーションをとられたのがとてもうれしかったです。 (B君)
私は、見本を書いたり、送られてきた作品の添削をしたりしてきました。正直言って海外の人たちの書道のうまさに感動しました。一心に 書こうとする意志が技を越えたのだと思います。私たちも日本の文化を もっともっと色々な国の人たちに広めていきたいし、また、私たちも他の 国々の人たちに負けないように頑張らないといけないなと 思いました。(Cさん)
ネットワーク社会は、仮想空間上に広がるもう一つの社会です。ここでは政 府から個人に到るまで、すべてが対等なつながりをもった「連」の社会です。 これからの「連」の社会を担う子供たちを育てていくことが、私たち教育者の これからの使命と言えます。