注)以下は、平成8年度100校プロジェクト成果発表会の資料より、
テキストデータを抽出してHTML化したものです。図表類や文字の大きさなど、
文書のイメージは、実物とは異なっていますので御了承下さい。
一人ひとりが意欲的に取り組む教育活動の展開
相模原市立淵野辺小学校
柴谷 俊逸/渡部 強/霧生 貴紀
淵野辺小学校の概要
- 神奈川県の北東部に位置。
- 児童数 約850名
- 学級数 各学年4 障害児学級2 26学級
- 開校54年
- 昔から商店街として栄え、現在でも世代継続の各種商店や飲食店が多い。
- サラリーマンも増加し、児童の転出転入の比較的多い。
研究の経緯
- 昭和61年から
- 市の「フロンティアスクール推進校」
- 課題「コンピュータを活用して授業改善を図る」
コンピュータ46台導入・ソフト開発
- 平成元年度から
- 「教育課程研究校」「指導形態の多様化等に関する調査研究」協力校
100校プロジェクト参加校として
実践例
KIDLINKへの参加
テーマ「自分の国の3日間の仮想旅行を計画」
- 参加国、90カ国以上
- アメリカ、カナダ中心
- 小学校5,6年生から中学生まで
- 2カ月で500通
- スロベニアのおかし
- アメリカの女の子のレポートの手伝いなど
教科への利用
ホームページで世界に発信
- 児童:伝統工芸のまとめ 俳句・短歌
- 教師:本校の歴史・施設
平成8年度の取り組み
サブテーマ
「学習の個別化・多様化」「インターネットの可能性」
平成7年度の実践を生かして
- インターネットの幅広い利用
- 児童の情報活用能力→情報リテラシーの体系化
- 教師の積極的な関わり
- 英語クラブの設置
- インターネット委員会の設置
- AETの派遣以来
各学年のテーマ
- 1年 キーボードやマウスの操作に慣れよう
- 2年 自分の作品を作ろう
- 3年 ネットワークを使って遊ぼう
- 4年 ネットワークを使って友だちと交流しよう
- 5年 インターネットにさわってみよう
- 6年 インターネットで世界の友だちと交流しよう
kid's space を利用して(6年)
課題学習的な取り組み
Eメールを使って外国の子に質問
(例)国の有名な建物について教えて?
→今は学習内容などについて続いている
X'mas の過ごし方を教えて?
→情報をもとにクラスでクリスマス会を開く
クッキーを作りたいんだけどあなたのうちでは?
→AETの先生や校長先生にも食べてもらった。
ホームページの情報を利用して(5年)
自分の興味・関心に合わせた新聞作り
→サーチェンジを使って検索、情報の入手
効果
- 多様な情報による学習の広がり
- マルチメディアによる創作・表現活動の広がり
- 課題学習による自主的な活動の広がり
- 国内外を含めたコミュニケーションの広がりなど
課題
- 横断的・総合的なカリキュラムの必要性
- 倫理面での指導内容や方法
- 児童の支援の仕方
- 機器の保守・管理ができる人の必要性
- サポート体制の確立
- 地域教育の活用
- 将来的展望に立った情報通信網の整備
- 運営経費の援助
2年間の実践を生かして
視点
- 第15期中教審の考え
- 10年間のコンピュータを取り入れた授業改善
○情報教育をベースに据えた課題学習への取り組み
○個のニーズにあわせた、全校TTの導入
平成9年11月27,28日
- 全日本教育工学研究協議会全国大会
- コンピュータ教育研究協議会
- 全日本情報教育研究協議会
- 相模原市フロンティアスクール研究発表大会にて授業公開予定