しかし,一学期の間在宅療養していたO君。二学期早々の選択科の時間に, 家にあるパソコンを使って,あっと驚くような「迷路」を描いてきた。早々, Nifty-Serveの障害児教育フォーラムなどで紹介したところ,次の日の朝には メールが届いた。そのメールに励まされて,O君は,インターネットのホーム ページ上に,次々に作品を発表するようになった。他者を意識することによっ て初めて自分自身の存在を実感できる・・・「人間は社会的存在である」とは, よく言われることではあるが,今更ながらそのことを実感した次第である。
さっそくホームページ、会社で拝見させて頂きました。みなさんいい顔して ますね。写真を取ったときの様子が思い浮かぶようです。迷路、絵、物語、詩、とてもすばらしい作品ばかりですね。迷路は、あの細 かさ、とても根気のいることでしょう。私は、分からなくて1つ答を見ちゃい ました。あれは、解答が絵になるのですか?
絵は、夜の雰囲気出ていますね。電車が月明かりに照らされているように見 えたのは私だけでしょうか?
物語は、実は全部読んでいないのですが、あれだけの物語書くのにどれくら いかかったのだろうと考えてしまいました。今度じっくり読ませて頂きます。
詩は、胸を打たれました。ああいう想いを抱いているって、あのように表現 されるまで、分からないのかもしれませんね。考えさせられます。
でも、みんな、なんかしら手段があれば、あれだけのこと出来るんですよね。 (わたしゃどれも出来ない)。それを世の中の人たちに知って頂けるだけでも 意味あるホームページだと思います。
まもるさん、そしてホームページに載っていたみなさん、次の作品を期待し ています!!!
(会社員:Hさん)
早速見てきましたよ (^-^)我が家のPC環境はあまり良くないので(今月中に改造予定)頭の2人だけ見 てきました。
写真入りというのがとてもいいですね。さすがはInternetですわ。中身はま だ完全じゃないようですから
完成をお待ちしますね。
それとe-mailのアドレスが有ればと思いました。「見に来たよ」とメールを 書こうと思ったら無かった(^-^ゞ
では、また感想書きますね。
(北海道のKさん)
また,画像ファイル・動画ファイルや音声ファイルの添付も非常にわかりやす く,子どもたちが使いやすいGUI環境での操作ができるようになっている。
教員支援システムとしてのインターネットの活用については,障害児教育に おいては,特に,周囲からの情報収集が困難な状況に陥りやすい「地方」にお いて,ニーズが高いと思われる。その意味で,特殊教育共同利用企画のための メーリングリストが果たしている役割は大きいように思う。
障害児教育におけるインターネット利用は始まったばかりである。障害児学 校のインターネット担当者には,一般的な技術的支援が必要な事は言うまでも ないが,肖像権の問題・各種障害のアクセシビリティの検討など,一般的な問 題とは別に,障害児教育特有の問題もあり,その負担は非常に大きい。ハード・ ソフトの面からだけでなく,人的な環境整備も強く望まれる所である。
さまざまな課題は残されているが,障害児教育においても,インターネット などの広域ネットワークシステムの活用に寄せられる期待は大きい。問題を一 つずつ解決していくという,地道な研究活動の重要性が指摘されるゆえんであ る。