注)以下は、平成8年度100校プロジェクト成果発表会の資料より、 テキストデータを抽出してHTML化したものです。図表類や文字の大きさなど、 文書のイメージは、実物とは異なっていますので御了承下さい。

長野県 美麻小中学校の活動・成果と課題

美麻小中学校
小山 保男/河西 一樹

1、平成7年度

1.機器の設置

トラブル続き、6月までに、モデム交換3回、セットアップは8時間、 2月にクライアント増設

2.接続後の利用

2、平成8年年度

1.機器の設置

2.ホームページについて

3.ホームページの利用

4.電子メール

5.TV会議

6.校内LANについて

7.私が一年間担当をしての感想を

美麻小学校4学年活動報告

地域学習におけるインターネット利用本年度までの経過

美麻小学校4学年 担任 河西一樹

美麻村の地図作り(小3年 社会科)

 社会見学で美麻村の旧跡、観光地、公共施設を見て周り、そこで見てきた こと聞いてきたことを、アルバム作りのときと同じ要領でパソコンで一人一 箇所づつ分担してページを作っていく。全員のページをまとめて一つの地図に した

本年度の活動

1 美麻村の水道施設ついて(小4年 社会)

 村の水道施設に社会見学を行き。その結果をホームページにまとめて、ほか に地域に人達にもしていただけるようにした。

2 美麻村の民話について(小4年 国語)

 「吉四六話」を読んで各地に伝わる民話に興味を持っった子供たちが、自分 たちの住んでいる美麻村に伝わる民話を調べ、そのお話を「絵本ライター」 を使い紙芝居にした。また、その紙芝居をホームページに載せて、ほか の地域の人達に見てもらい、感想やほかの地域の民話を電子メールでおしえて もらった。

3 長野県の産業について(小4年 社会)

 長野県の農業、工業観光について班に分かれて、図書館の資料、教科書地図 帳の他に、インターネットのホームページを見て調べた。調べた内容 はインターネットのホームページにまとめた。

4長野県の方言(小4年 国語)

 他の地域や県の方言は同じ意味の言葉でどんなものがあるのかインターネッ トの『方言のリンク集』を使って調べ、長野県のものと比べた。調べた 結果は、各班ごとに模造紙にまとめた。
 方言のリンク集→ http://www.itl.atr.co.jp/daiarect/

5 北海道の人々の生活の様子について(小4年 社会)

 日本各地の生活の様子を勉強する単元で民話の学習のときに感想のメールを くれた北海道と長崎に注目し、まず、北海道の気候、産業、自然に目を向け、 興味のあること別に分かれ調べ活動を行った調べ活動には、主にインターネッ トのホームページを見たり、現地の人に電子メールをつかって直接聞いてみた りした。

全体を通しての成果と課題

成果
○地域学習にインターネットを活用することは、
1情報の公開 2情報の入手の簡単さ 3他地域との比較などの面で 有効であったのではないか
○ホームページを作り、その中で情報を公開していくことは、子どもたち 自信にも全世界の人が見ると いうことで、調べ学習の良いまとめになり 有効である。
○電子メールを調べ学習に利用したことは、郵送の手紙などと比べても手 間・時間ともに無駄がなく、また、メールを通して生きた人間の生の情報 を聞くことができるため、たいへん有効である。
○単に、『インターネット学習』ではなく、鉛筆やものさしと同じ道具と して、また、資料の一つとして自然に子どもたちが使うことができたので はないか。
課題
・ホームページを学習のなかに取り入れていく場合、その多くが大人向け に作られたページであり、内容を理解するためには多くの時間が必要とな る。ホームページを自由に見て学習するのは小学校5、6年から中学校ぐら いが適当とおもわれる。
・単にホームページを使って、情報を公開しても、ただそれだけでは一人 よがりの物となってしまう。そのため、広く、ホームページの事を知って もらい、様々な人に見てもらうように努力していきたい。また、出しっぱ なしではなく、見た人達の意見も聞きながら内容の精選、更新をしていく 必要がある