注)以下は、平成8年度100校プロジェクト成果発表会の資料より、 テキストデータを抽出してHTML化したものです。図表類や文字の大きさなど、 文書のイメージは、実物とは異なっていますので御了承下さい。

アジア高校生インターネット交流プロジェクト

人と人のネットワークをとおして

名古屋市立西陵商業高等学校
影戸 誠

1 はじめに

 日本はアジアと深い関わりを持ちつつその歴史を編んできた。 しかしながら、相互理解の手だてとして、直接的なものが無いまま、 切り取られた情報によってお互いを理解しようと模索を続けてきた。 今、国際言語・英語とインターネットがこれらの 状況を打ち破らんと高校生達に新しい力を与えつつある。

2 アジア高校生交流プロジェクト

2. 1目的

2.2 企画実施状況

ネパール
1996年春現地を訪れコンピュータを設置するとともに、 インターネット接続を行った。電子メールによる交流を基礎に、 8月再び現地を訪れ、9月日本でのオフラインミーティングの実施した。
中国
電子メールでの交流は北京八一中学と現在継続中である。
タイ
現地インターネットプロバイダー、タイサポート団体(アメリカ)と 連絡を取り現地で、接続可能な学校を見つけた。
韓国
韓国中央日報IIE(INTERNET IN EDUCATION)のスタッフと 日韓交流について話し合っている。
インドネシア
インドネシア大学、スラバヤ教育大学と連絡を取り、 接続先高校を選定してた。
シンガポール
日本人学校と連絡を取り、接続先高校を選定していく。
台湾
福岡の国際会議に来ていたチョン教授の支援のもと、接続を開始する。

3 ネパール大作戦

3.1 来日の一行

校長 Mr. Pradhan Kiran
副校長Mrs.Pradhan Dibya Laxmi
高校生Ms. Pradhan Jasmeen 
Ms. Manandhar Kabit 15歳

3.2  訪問団日程

9/15Katmandu―>OSAKA
10/6OSAKA ―> Katmandu
  この間大阪、名古屋、三重、東京、北海道で交流

4  生徒の手による国際会議

4. 1会場

 NTT-Planet 80名参加

4.2 内容

 西稜商業高校ダンス部による歓迎、祝辞、簡潔な自己紹介、ネパール側の民 族舞踊とビデオでのネパール紹介。

<NTT-Planet8階マルチ会議室>

 ネパールの詳細紹介、日本の高校生紹介ビデオ視聴、日本の教育制度・カリ キュラム説明、旭川凌雲高校とのCUSeeMe、日本の年間行事・学校行事説明、 両国のエネルギー・環境問題説明

<場所を変え、「働く人の家」で>

 歓迎会 「日本の遊び今昔」説明

 シンポジウムは、発表、質疑応答、意見交換形式で進められた。通訳は南山 国際高校の生徒達が担当した。

4.3 交流の中で生徒が獲得したもの

4.4 教員にとっての意味

・学校の壁を突き破る行動力

 インターネットという新しい内容を取り組もうとするとき、なによりも校内 のかつての流れの中で押しつぶされそうになる。ネットを通しての教員間の交 流はこのような教員に精神的エネルギーを与えるだけでなく、メーリングリス トを通して技術的支援を与えることとなった。

 交流企画を通して同時並行で各校のインターネット環境をサポートすること となった。

・各地での交流を企画することにより、ネットワークがより確かなものになっ た。

関連URL
http://202.249.160.2/nepal/
http://202.249.169.2/nepal/inet97.htm
http://202.249.160.2/kageto.html
http://www.tokai-ic.or.jp/Schoolnet/
 この企画はINET*97に採用された。