鳥取県立米子南商業高等学校
100校プロジェクト 平成8年度実施状況
- ネットワーク利用状況
- インターネット研修会
- 基礎編
- 県内教員対象
「インターネット」を理解してもらうために、インターネットの使用方法と活用法について研修会を行った。
- 小学校教諭対象
小学校教諭を対象にインターネットの操作方法からホームページの作成方法まで
を講習を行った。
- PTA対象
保護者を対象にホームページの利用方法を中心にインターネット研修会を行った。 - 商工会議所青年部対象
地域社会への貢献の為、商工会議所青年部を対象にインターネット研修会を行った。インターネ ットを利用した商行為の例をはじめ今後のインターネットの動向を講演・実技を行った。
- 校長会
鳥取県西部地区中学・高校連携の校長会において、インターネットの理解を深めてもらうために、WWW・Cu-See-Meをはじめとするインターネットサービスの講習会を行った。
- 応用編
生涯学習開放講座(専門講座)として、インターネットに関する講座(期間10日)
を開催した。内容は、販売店やプロバイダの担当者をも対象にし、各種サーバーの
構築、ネットワーク管理等実際的な講習を実施した。
- 中学生体験入学
中学生体験入学において、ホームページの訪問等のイ
ンターネットを体験してもらった。
- 高文祭ホームページ作成
平成10年に鳥取県で開催される第22回全国高等学校総合文化祭のホームページ
を本校のサーバーに置き、情報処理部員が担当して総合文化祭の概要、
会場案内等の情報発信を開始した。
- 鳥取県産業教育フェア出展
鳥取県の産業教育フェアに、クライアント8台のネットワークをイ
ンターネットに接続し、その利用についての展示を行った。主な内
容はCu-See-Meを利用して5元中継やホームページの閲覧等である。
- インターネット活用方法の公開授業
2年間のまとめとして、12月にインターネットを組み入れた公開授業を
行った。
- 英語
オーラルコミュニケーションの授業において、生徒が旅行計画を旅行希望地
等のホームページを検索、調査した資料を基に立案し、それらの資料をプロ
ジェクターで投影しながら英語で発表した。また、この様子をリフレクター
で公開し、他校の生徒にもこの授業を受けさせ、発表についての質問・意見
の交換を英語で行った。
- 商業
プログラミングの授業において、情報リテラシーを考慮し、生徒が自ら掲げた
テーマに沿って、ホームページを検索・調査し、集めた資料や自己意見をまと
め、これをホームページに掲載して発表させた。
- 論文等の発表
- 「じっきょう」 実務教育出版 発表予定
- 「産業教育」 産業教育振興中央会 発表予定
- 平成8年度の成果と課題
- ネットワーク利用に関する成果と問題点について
- 活用方法
- プログラミングにおいて
情報処理(商業)の授業において、ホームページの書き方をはじめとして、
インターネットに関する授業を行った。従来のカリキュラムの中で時間を割いて
行ったために、時間数が不足した。来年度についても、同様ではあるが、パソコン
更新年度にもあたり、効率の良い授業が期待される。また、教材については、全て
公開し再利用できる状態である。
- オーラルコミュニケーション
オーラルコミュニケーションの授業において、旅行計画を立案させそのプラン
ついて、英語で説明させた。
- 教育効果
従来、受身中心の授業が中心であったが、インターネットを利用して、
生徒が自主的に調査をする様になって来た。また、最初はコンピュー
タを恐る恐る使用していた生徒も、インターネットを扱うようになって
から、生き生きと活用をしはじめてきた。直接数字に表す事は難しいが、授
業中の態度など積極的な変化が多々見受けられ、今後の利用促進を図って
行きたいと考える。
- 技術的課題
ネットワーク上の問題は各種サーバを昨年度構築していたこともあり、
本年度は、活用方法だけを検討することができ、問題は少なかった。
技術的問題とは若干異なるが、本年度使用したクライアントは、機種が古
くインターネットで利用のできるマルチメディアを十分に生かし切ることが
できなかった点が残念である。(来年度、一部機種更新があるために、来年
度は活用しやすくなると考えられる。)
- リテラシー
情報リテラシーについて、ホームページを自分で自由に閲覧・作成できる
環境を構築しているために、ある程度自然について来ていると思われる。
情報の取捨選択・活用・再利用について、プログラミングの授業の中で基
本的な部分について、指導を行い、体験させた。
(この一部を公開授業の内容としてる。)
- その他
- 100校プロジェクトに参加して
- 地域の核としての活動
県下の小・中・高校でインターネットの教育的利用を考えている学校は多い
が、実際の導入には、技術面をはじめとして困難な点が多く、これらの問題
を解決するために、導入や活用を計画している学校に対して、各種講習会を
はじめとした諸々の支援活動を行った。
また、鳥取県ではインターネット推進校(5高校)として指定され、
その中核として活動した。
- 保護者の変化
PTA研修会にインターネット講習会を取り入れる事により、従来
よりPTA活動への参加者が増加した。また、インターネット
を通して、保護者が学校の教育活動をより深く理解し、これまで
あまり知られていなかった学校が行う活動にも関心と興味を持っ
てもらうことができた。