富山県立大門高等学校 Page2/2

100校プロジェクト 平成8年度実施状況No.2


その1からの続き 3学年 物理課題研究 詳細

−社会教育 講師大門高校職員−−−−−−−−−−−
5)学校開放講座 インターネット講習会
平成8年7月 約20時間 参加者40名(申し込み152名
) 6)大島町民パソコン講座 参加者30名
○平成8年度の成果と課題
>普通科高校における、情報教育のカリキュラムと評価のあり方が見えてきた。
・教育課程の中でインターネットやコンピュータを使える時間と方法の確立
 評価方法の改善ー>定期考査ではなく作品の生徒相互評価を加味した。
・つながっただけの状態からコンテンツを重視した学習活動ができた。
>技術的安定
・複数のOS,70台近いIP接続の中で、多数の生徒が使える環境が整備できた。
・サーバーについて理解が深まり、大きな障害はなくなった。
○プロジェクトに参加して
・普通科高校における情報教育
 大学受験を前提とした普通科単独高校として、情報教育が必要なことを立証した。それは、課題研究という生徒自身が考え抜く時の手段としてのインターネット・コンピュータの活用が効果があがるからである。ネットワークを通じた相手との情報交換・加工が文化を生みより創造的活動を引き出している。生徒にとっては一時的にしろ負荷であることは間違いない。しかし、課題達成のため放課後も自主的に残る生徒が多数見られた。さらに、情報関連学科などへ意欲的に大学進学を考える生徒もいた。
 過去商業・工業高校のものと思われていた情報教育が、すべての生徒の文化創造手段として必要なことを立証してはいないだろうか。
・生涯学習
 地域に開かれた学校として、学校開放講座、PTAインターネット講習会などを企画したところ、多数の申込者があった。旺盛な学習意欲を感じた。また、平成8年11月7から10日までの4日間、全国マルチメディア祭96in富山に学校関係としてサッミト、展示等に生徒を多数参加させた。インターネットを使ったプレゼンテーションを堂々とする姿があった。
・研究会
 平成7、8年度計3回の公開研究会を実施した。夢ではなく、生徒の実状をふまえた現実的話し合いができた。
 北陸東海インターネット教育活用研究会
 12月金沢での開催のおり、FITNETの大学関係者のご尽力にただ頭の下がる思いでした。ネットワークを支えることのつらさがわかってくるほど、芽が出たばかりのインターネットを文化として根付かせる必要性を感じます。100校は終わりではなく、教育史の中に残る事業であったと思います。その一員として参加した喜びを感じています。 


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