山梨大学教育学部附属中学校 Page2/2


100校プロジェクト 平成8年度実施状況   


○平成8年度の成果と課題  
 ・本年度の成果
        (1) ホームページの充実
       本年度の成果の1つに、本校ホームページの充実があります。特に技術科のペー
   ジは内容も充実しており、生徒作品なども画像で確認することができます。また数
   学科のページには科の研究内容の他に、小町算についてのページがあり、他の学校
   の先生方とも情報交換しながらおもしろいものにできあがりつつあります。さらに、
   本校の職員紹介のページは見た目はあまり工夫はありませんが、とにかく全員の職
   員が自分の紹介を自分で作ってホームページに載せようと言うことで、校内研究会
   として半日の講習会を開いた成果です。

        (2) 教科の授業での活用
        教科の授業では、技術科が授業の中で成果や、作品をホームページに載せること
     を前提に作らせ、全国に公開することで意欲的に活動しました。また、英語科は選
   択の授業の中で、実際に英語圏の生徒とe−mailの交換をしながら、英語の力
      やコミニュケーションを深めています。さらに本校では、職員・生徒全員がメール
      アドレスを持っていますので、1年生のコンピュータリテラシーの学習を通してさ
      らに2年生、3年生でも多くの人との交流を深めていってほしいと考えています。

        (3) 実験授業への参加
        三菱総研の開発したプレゼンテーションソフトを使い、広島大学教育学部附属福
   山中学校・高校の先生が中心となり、本校、仙台市立第1中学校、千葉大学教育学
   部附属中学校、清水国際学園での遠隔地での授業の共有をする試みを行いました。
   参加生徒は2年生を中心に1年生2名を含む17人でしたが、離れているところの
   生徒と同じ話題を同じ時間に共有すると言うことで、とても興味深くまた楽しい授
   業になったのではないかと思います。今後もこのような実験的な試みがありました
   ら、積極的に参加していきたいと考えています。

 ・本年度の課題
        (1)技術的課題
   やはり、大きな課題としては技術的なサポートがいえると思います。事務局の方で
  も力になってくれてはいますが、日常的に突然起こる問題については対応しきれない
  のが実情です。インターフェイスの問題や安定性の問題、常時技術的支援をしてくれ
    る職員の加配など今の状況では対応できないものも多くあります。

        (2)予算的な問題
    本校は幸いにして、山梨大学の附属学校と言うことで専用ケーブルを引き、また
   多くのクライアントを接続できる状況にありますが、生徒が実際に利用するコンピ
   ュータ室のコンピュータはDOSマシンで、インターネットのおもしろさや便利さ
   をを実感することのできる、ネットサーフィンや自分たちのホームページを作ると
   言うことができません。少なくともWindowsマシンの購入が望まれますが、
   予算的に問題点が残りました。
 
○プロジェクトに参加して
        このプロジェクトに参加して、いくつかの成果を上げられたとともに、問題点も
   明らかにしていくことができました。現代の高度情報化社会を生き抜く今の生徒た
   ちに少しでもインターネットとは何かというものを体験させることができたのは大
   きな収穫であったと考えます。まだまだ日本はこの分野で先端を行っているとは言
   い難い現状ですが、このようなプロジェクトによって学校が活性化され、今までに
   ないような授業や生活体験ができるようになればすばらしいことであると考えます。
   そのような意味で、このプロジェクトに参加できたことが、本校の1番の成果だっ
   たといえるのではないかと考えます。


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