兵庫県立兵庫工業高等学校 Page2/2
○ネットワーク利用状況(前ページからの続き)
・授業での利用
1年生 情報技術基礎
インターネット体験を通じ、ネットワークの意味、インターネットの意味、コ
ンピュータが繋がることによる利用を考えさせる。
3年生 課題研究
昨年は少数だったが、今年は多くの科でホームページなどに挑戦する生
徒の姿が見られた。
また新しいドライバの入手や情報集めにFTPやニュースグループを利用
する生徒が多くなっており、これを応用してデーター収集を元にした情報
検索なども実践されている。
・その他
2月11日からの本校修学旅行情報を生徒の手によって本校のサーバーに転送し、
日毎の修学旅行の様子がわかるように計画している。
○平成8年度の成果と課題
・ネットワーク利用に関する成果と課題
工業高校である本校においては、課題研究、実習、またクラブ活動などにおいて
様々な情報やプログラムの入手が必要であるが、インターネット導入以来、最初
はとまどっていた利用も、使い慣れるに従って教職員は勿論として、生徒自身が
自己の問題解決のために自然な利用を行うようになっており、今やインターネット
なしでの問題解決は考えられなくなっている。
また、学校の紹介をホームページで発信することによって、企業や卒業生などか
らのコンタクトもあり、双方向での交流が広まっている。
特に同窓会のOBなどからのコンタクトも多く、在校生にとっても有用な情報を頂く
良い機会となっている。
修学旅行の様子も従来は新聞に修学旅行便りが載るだけであったが、今回は現
地から日毎の情報を本校のサーバーに送り込むことによって情報発信をするので
インターネット接続できる環境にあれば父兄も旅行の様子を知ることができる。
また、この2年間の活動で生徒の技術レベルも向上しているので、今回も生徒自
身の手によっての取材活動、データー加工、HTML化、サーバーへのアップなど
が可能となっている。
課題としてはやはり28.8Kという回線の細さがインターネット利用拡大に障害と
なっている。 次年度において既存の校内ネットワークとの接続を考えているが、
回線速度がネックとなってくる可能性がある。
また、学校現場であることから機器管理の容易さ、サーバー管理の容易さは考え
ておく必要がある。