盛岡白百合学園中学高等学校 Page2/2
・実践項目8 平成9年2月22日 「初心者のためのインターネット講習会」実施(予定) 場所 盛岡白百合学園中学高等学校 内容 インターネットを広く県民の皆様に知ってもらうため電子メール、WWW、 Newsを使用する 主催 盛岡白百合学園中学高等学校 ・実践項目9 平成8年12月 Mid Pacific Institute (Hawaii)と高校2年生43名が英語 Writingの授業にてメール交換開始 ・実践項目10 平成8年、年間を通して Muelheim(独)、イギリスの中学校と本校の中学1、 2年生が「英語」の授業でメール交換 ・実践項目11 平成8年10月〜継続中 コンピュータ授業にて「課題研究」として 生徒ホームページを公開 ○平成8年度の成果と課題 生徒のネットワーク利用に関しては、一時の物珍しさを通り過ぎて現在は、授業や放課 後の自主的な取り組みに落ちついてきた。教育効果としては、ネットワークを用いること で学習に対する動機付けとなることが確認されたように思う。技術的な課題としてはやは り回線の高速化であった。ネットワークの進歩は早く現在では個人の家庭でも64k/bpsで あるのに本校では、2.8k/bpsであり、これにクライアントが30台近く接続されている。 中学生や高校生の授業あるいは各種講習会でWebを使用するのであるが、現在は7〜8台程 度にまとまって使用させるようにしている。 残された課題は、他教科でも使用できる環境を整えることである。それには教員のリテ ラシーの問題や教室の環境整備などの問題が関わってくると思うが、せっかく専用線が引 かれているのだから他の教科(特に理科や社会)でも使用できる学習環境を作り上げて行 きたい。○100校プロジェクトに参加して 100校プロジェクトに参加して、まず第1に地域の核として様々な研究会を開催したり 情報提供することができたので、一つの任務は遂行できたように思う。 特筆すべき点としては、「宮沢賢治ホームページ」が賢治の生誕100年と重なったため 月当たりのアクセスが7万5000件を突破し、全国の賢治ファンや小学生と交流できたこ となどが挙げられる。 また、担当者としては日本のみならず世界中の教員や教育関係者と問題を共有できたこ とは、本校のように地方の学校にとっては大変な意義があったように思う。 生徒も教員も共にインターネットという道具のおかげで、世界が大きく広がったように 思う。本プロジェクトに参加していなければ、このような教育の新しい地平をかいま見る ことはできなかったように思う。そうした意味でこのプロジェクトを企画・運営なされた 方々に深く感謝申し上げたい。