帝塚山学院泉ヶ丘中高等学校 Page2/2
電子掲示板の利用
4.教員の利用:電子メール中心。
22名の教員がメール利用。
ネットサーフィン。外国人講師(スペイン語、英語)を含む。
ftp(ツール類中心)
教材のダウンロード。英字新聞。
5.卒業生、その他のメーリングリスト
国際科10期生(平成8年3月卒業99名中17名。
共同利用企画
テレクラス・インターナショナル
その他、教員の私的グループ2
6.見学
体験入学:外部の小学校6年生対象。320名
三重県の研究グループ 15名
河内長野市の研究グループ10名
大阪府国際交流研究会4名
○平成8年度の成果と課題
1.活用方法
本校は生徒が利用できるクライエントマシンは視聴覚教室2台、LL教室1台という制
約のため、コンピュータクラブや生徒有志のグループ以外は、ホームページ作成も教員
が中心となって行ってきた。
2.教育効果
今年は、コンピュータクラブの活動が著しく、単にネットサーフィンするというよりは、
各種ソフトや作品を制作して、FTPサイトに掲載したり、ホームページで自己表現を
行う方向に進んだ。ビデオ編集もこなし、インターネットの仕組みについても相当のノ
ウハウの蓄積を行った。AFS留学生を含む生徒が各種コンテストで優秀な成績を上げて
いるが、これをインターネット上に掲載することで、さらに、学習活動への刺激となっ
ている。
また、制約された条件の中でも、生徒のインターネットへの関心が高く、上記に述べた
以外にも大学案内や個人的興味から放課後などネットサーフィンを希望する生徒が増え
てきている。
3.技術的課題
インターネットの技術的な面では、最近は、教員より生徒の方が力をつけてきており、
サーバ管理などにも関心を示し始めている。将来は、生徒によるシステム管理というこ
とも考えられる。ただ、利用する教員が増える中で、担当する教員を含む教員研修を本
格的に実施する必要がある。
○100校プロジェクトに参加して
本校は大学進学を主たる目的として設立された学校であるため、インターネットが学校
全体のコンセンサスを得るには一定の時間がかかった。100校プロジェクト2年にし
て、学校が全体としてインターネットを利用した教育を推進していく方向が固まった段
階である。平成9年度予算に3500万円(助成金を含む)を計上して、コンピュータ
教室を作とともに、特別棟などに回線をはりめぐらす計画である。