「酸性雨/窒素酸化物(NOx)調査プロジェクト」
実践研究報告書


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5. おわりに

       継続的に行われてきた本プロジェクトの意義を総括するとともに、本プロジェクトをより発展させるために、広げるための仕組みに関する検討を行い、一部実行した。なかでも観測データから読み取れる学術的な意味付けは多くの参加校から期待されており、本プロジェクトを広げていくための基盤となることを実感した。出版会社から教科書への掲載依頼があるなど、参加校は益々やる気になっており、本プロジェクトの活動結果としてのコンテンツ(データベース)は今後も充実してくるだろう。本年度の活動により、参加校間で本プロジェクトの目標・コンセプトがこれまで以上に明確に共有でき、今後の活動への土台は築けたと思う。来年度は、この土台の上で、また、本年度検討した広げる仕組みを遂行し、学校に根付いた活動としての本プロジェクトを確立していかねばならない。それによりプロジェクトの定常運用が可能になると思われる。

       自身で観測してその結果を世界に向けて発信すると同時に他校のデータと比較する、このような活動を通じて自発的に活動し、次のステップを自分の頭で考える児童・生徒が生まれている。そういった芽を今後も育てていくようなプロジェクトでありつづけたいと思う。

実施企業・団体名:株式会社 三菱総合研究所



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