3部 インターネット教育利用の先進的実践研究

全体編 先進的実践研究の総括


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1.プロジェクトの選定経過

1.1 プロジェクトの公募

       インターネットを利用して先進的実践研究プロジェクトの公募を行い59件(公募要領参照)のプロジェクトの応募を受けた。公募時に、先進的実践研究プロジェクトとして、以下のような研究テーマを例示した。

       教育現場において今後活用可能な情報技術を活用したテーマであり、新しい教育手法や情報技術の新しい教育利用のきっかけとなるテーマとした。

       例えば:

       プロジェクトの実施体制としては、今後の学校教育の情報化に効果のある活動を支援する観点から、学校や教育機関等の参加を条件とし、そのため、プロジェクト申請者が民間企業、大学、公的研究機関等の場合には、申請時においてプロジェクトに学校教育現場関係者をプロジェクト実施体制に含めることとした。

       平成12年度は、プロジェクトの概要、実施状況、中間成果等を随時ホームページで公開するように公募要領の中で義務付けた。

       プロジェクトの選定基準は以下の通りである。

        (1)必要性:現場のニーズの高さ、緊急性などが明確か

        (2)汎用性:汎用的で学校現場が導入し易い内容か

        (3)独自性・先進性:新規性があり、将来的に学校で活用できるものか

        (4)波及効果:成果を普及することにより、プロジェクト参加校だけでなく、広く他の学校教育の改善に期待ができるものか

        (5)実施体制:当該プロジェクトが円滑に遂行できる体制か

        (6)継続発展性:成果の活用方法とその後の展開(普及方策、普及体制等)が具体的であるか

         先進的実践研究プロジェクトは、(1)必要性、(3) 独自性・先進性、(4)波及効果、(5)実施体制、及び(6)継続発展性の順序の重み付けで審査することとした。

       公募スケジュールは、以下の通りである。

1.2 プロジェクトの選定

       審査は、提出された提案書の査読により以下の手順で実施した。

       プロジェクトの選定にあたって有識者の助言を得ることとし、選定委員会(1.3参照)を設置した。以下に審査方法を示す。

      (1)一次審査

        1)期間:6月1日(木)〜6月9日(金)

        2)審査方法:

        • 事務局(6名)が各提案に対して2名1組で採点

        • 6つの審査項目、合計100点

        3)審査結果:

           採点結果の点数をベースに、テーマ性のバランスを考慮して先進的実践研究プロジェクトを25件選定し、2次書面審査の対象とした。

      (2)二次審査

        1)期間:6月12日(発送)〜6月20日(締切)

        2)審査方法:

           選定委員主査を除く8名の選定委員が6つの審査項目に沿って採点し、順位付けを行った。(「先進実践研究プロジェクト」:第1位〜第25位、)

      (2)審査結果:

         平均順位の高い順に一覧表を作成した。

      (3)事務局選定案

         二次審査結果から予定額を目処に事務局選定案を作成した。



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