下関市立長府中学校

○平成9年度ネットワーク利用状況

(1) クライアント・マシンの増設(計10台、コンピュータ室3台、職員室7台)

(2) ホームページの更新

 【 50周年のあゆみについて 】

  下関市立長府中学校を含め、市内17校全体で創立50周年記念行事として、ホームページを使って、沿革や過去の卒業アルバムからの写真などを掲載しました。卒業生のコメントなども交えてページを構成しました。

 西側から瀬戸内海を望む長府中学校の全景(昭和30年度卒業アルバムより)

(3) 日常的なリアルタイム交流

 ・電子メールのやりとりによる情報交換、チャットによる交流等

(4) オーストラリア・ビクトリア州電子姉妹校の生徒来校(電脳交流記第6話)

  平成10年1月14日(水)オーストラリア・ビクトリア州メルボルン近郊のブロードフォード・セカンダリ・カレッジより、キャサリン・スピーチレイ教諭と、長女のケリーさん(17)、長男のブレンダン君(14)が再来日しました。南半球にあるオーストラリアは、現在夏休み中ということで、この休暇を利用して日本に滞在中、交流校の長府中にわざわざ立ち寄っていただきました。

  滞在は一日限りと短い期間でしたが、計3学級で交流しました。

  キャサリン先生は、黒板に地図を広げてオーストラリアの地理や動物などについて説明され、生徒の質問にも笑顔で応えておられました。ケリーさんは生徒と一緒に折り紙を。また、ブレンダン君はクラスの生徒たちとゲームを楽しんでいました。

 

 【 来校生徒、ケリーさんの感想より 】

   「下関の中学生はとても元気がよく、積極的です。楽しく過ごせました。」

 【 生徒の感想より 】

   「オーストラリアについてあまり知らなかった私ですが、キャサリン先生が授業してくださ って関心を持つことができました。国が違い、言葉が違いますが、とても楽しい時間を過ごすことができました。また今度来てください。そのときは今よりもっと英語が上手に話せ、オーストラリアへの関心も深いと思います。」  1−2 Aさん

   「ケリーさんが来てくれたおかげでクラスが盛り上がってよかったと思います。インターネットで外国との交流が持てるということは、とてもすごい世の中になったと思います。これからもっと他の国の人が日本の学校へ来るようになって、お互いに仲良くなり、日本から外国の学校へ行くことが増えていくでしょう。将来、大人になったときもこのことを忘れずに、大切な思い出にしていきたいと思います。」   1−5 B君

   「今日は一生心に残る歓迎会だったと思います。私は2,3日前から今日のこの日をわくわく胸をふくらませていました。そして,全員でやったフルーツバスケットでは国際交流っていうのはすばらしいなと実感しました。住んでいるところや文化も違うのにみんなで楽しく遊べるなんてすごいことだと思います。私は全世界のいろいろな人たちと話したり交流したいと思いました。」                2−2 Cさん

   これらの感想からもわかるように、関連学級の生徒にとっては、大変貴重な体験になったようです。この出会いを通して、お国がらやそこで生活する人の生の声を聞くなかで、オーストラリアの文化について理解してくれたのではないかと思います。

   また、英語の必要感をあらためて実感した生徒も多かったことと思います。

   これらの交流で忘れてならないのは、私たちの学校・郷土に誇りが持てることです。これなしに異文化をお互いに理解することはできません。私たちが日本の文化に誇りを持ち、それを伝えることができてはじめて、お互いに対等な交流ができることを忘れてはいけないと感じました。

   ところで、昨年度アメリカ・ブラジルの高校生と共同で「書道プロジェクト」を行いました。本校生徒の書道をお手本に海外の高校生が学習してきましたが、来校いただいたケリーさんとブレンダン君にも一筆書いてもらいました。

   私たち日本人もうかうかしていられない気がしました。